武士道というのが単なる精神論ではなく
日常生活の中での動作・行動をそのまま修行として活用する
実践の教えであることに感心している半出家BBA私です。
俗世間を愛し、酒を愛し、
血で血を洗う俗世間を生き抜く「柔らかく折れない心」を
身に着けるために武士道の教えを活用中
武士道の教本はこちら
新渡戸稲造先生の著書
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武士道は何も押し付けてこない、善行さえも
武士道が説く教えの神髄は単純軽快です。
まず自分の中に「仁義」を持つこと、
そして「仁義=良心から外れた行いをするな」といっている。
仁義が「人の歩むべき道」であって
「人の道から外れるな」=外道になるな!
ってことを繰り返し説いてくれている。
- 偉くなれ
- 善行を積め
- 隣人を愛せ
といったことは一切押し付けてこないのである。
自分の良心に恥じる生き方をするな
ってことだけを胸に刻めばまずはOKなのだ。
ただ、生きていく中では
社会や他人からの影響も多大に受けるので
そんな中でも道を外れずに生きるための
生きた教えが武士道にはある。
仁・義・勇ときて
今は行動の基礎「礼」と向き合っているところです。
礼を体得するための礼儀作法
礼儀作法という先人たちが継承してきてくれた「生きた知恵」を
活用することで「礼」が体得できる。
優美な無駄のない動きを身につけることで
肉体と精神、そして周囲の環境とも調和でき
コントロールできるようになるのだという。
禅の修行に近いんだね。
型から入って精神までも鍛えあげられるようだ。
繰り返し絶えず訓練することで感覚に落し込む
感覚に落し込む・・というよりも
無意識とか「勘」に近いのかも。
考えるよりも先に自然に体が動く域がゴール
こうすることで
思考力に余裕が出るので
結果、どんな状況でも平常心でいられるようになり
慌てず最良の判断ができるようになるという。
だからこそ、
毎日の活動を修行に使うのさ。
毎日の行動を「礼にはじまり礼に終わる」よう意識する
ところからはじめて全体に「丁寧に生きる」ように
しております。
まずはできることからでいいのだ。
では、次回もっと具体的に
礼の所作を身に着けるための
「茶の湯」に進んでいきましょう。
またね~☆