英語のドラマを観ながら全部セリフを文字おこししていると気が付くことがある。
漢字って1字に込められた情報量すごいんだなぁって。
たぶん漢字は記号学で見るとかなりハイレベル文化ではないでしょうか?
イライラ化が進む社会を生き抜くために
「柔らかくて丈夫な心」を持つために
只今 武士道を参考に「日本の精神」を取り戻し中の私です。
俗世間好きなので出家はできない為
日々修行に見立てて半出家BBAを名乗っております。
今日、心に刻むのは「勇」です。
武士道の「勇」とは何ぞや?まずは自分で考える
まずは自分の頭で考えてみます。
勇・・・勇気、勇ましい、勇敢、仁勇(千葉県の地酒)
なんとなく「堂々として男らしい」とか「恐れずに向かっていく」
というイメージのある言葉・文字です。
あとあれだジャンプ漫画の主人公的な「勇者」!
正しく強くかっこいいヒーローのイメージもあるね。
悪者や恐れに屈しないで挑んでいく人。
けっこう「勇」を背負うの・・荷が重いなぁ。。
が、率直な感想です。
孔子「義を見て せざるは勇なきなり」
孔子によれば「勇とは義を全うすること」をさすようだ。
⇒勇とは正道を生きること
⇒勇とは正しきことを為すこと
私の武士道修行のバイブルである
新渡戸稲造氏の「武士道」によれば
勇気は義のために行なわれるものでなければ
徳の中に数えられる価値は無い!
とされた
とあるので
勇気とは「単に恐れ知らずな行動」を指すのでもなく
「行動力」を称賛するものでもないわけだ。
水戸光圀公が説く「真の勇気」とは
いつも挑んだり闘ったりジャンプ漫画の主人公的「勇者」の
イメージが付きまとう「勇」に対して「正直、荷が重い」と
言った私ですが、ここで水戸黄門のいう「真の勇気」に
ビビッとくるものがあった。
水戸光圀公曰く
「生きるべきときは生き、
死ぬべきときのみに死ぬことこそ
真の勇気である」
義のために簡単に死を選んではいけないということろう。
新渡戸氏はこの点を「道徳的勇気」と「肉体的勇気」と言って
武士道の勇気を語っている。
そして私の心に響きまくることを
著書のなかでおっしゃっているのです。
武士道の勇~「勇気は忍耐から生まれる」
勇気というのは
- 気合
- 勢い
- 恐れ知らず
- 無鉄砲さ
ではなく、
生まれ持った性格や資質によるものでもなく
「勇気は忍耐から生まれる」と言うのです。
ここ、私はめっちゃ「はっ」とした部分です。
忍耐により鍛えられた精神から勇気がまれる。
苦境・苦行を忍耐でこえた者は
どんな状況でも動じない 心の余裕をもち
自ら正しい判断を下せる。
勇気とは苦境・苦行を忍耐で超えていく中で
次第に育まれていくものらしい。
経験を積むことでそんな状況でも
苦境や苦行の中にあっても心を平静に保ち
「正しい判断」を下せる強さのことなのか!
勇気はふりしぼるモノでもないし
奮い立たせるものでもなく
激しいモノでもなく、
心の平静であり、乗り越えてきた経験から鍛えられた精神なのか。
四諦八正道にも通じる話ですね。
水戸黄門は「無鉄砲なバカになるな」とおっしゃっていたのか!?
また1つ、この世の広さと深さを知れた気がします。
不思議と知ることでちょっとずつ心が広がっていく感覚がある。
日々修行、日々丁寧に生きてみる~BBA挑戦中です。
では、また~☆