これは、表上の正義「法・社会秩序・警察」と人の心の奥底にある「善悪の審判」との戦いの物語っす(故にアツい)
【映画 3時10分、決断の時~感想】
この邦題、めちゃくちゃ秀逸なんですけど~
映画の最後の最後になって、このタイトルの意味と重みが理解できるよ~
”3時10分、決断の時”に二人の男が 自分の心の奥底にある先天的な精神(人の心に宿る神聖な核)に従って+突き動かされて「大きな決断」をします。
その決断は心の奥深くから成されているため 思考からではなくほぼ無意識の領域で瞬時に下されたように見えます。
『3時10分の数分前に、主人公(牧場主)が命と人生を懸けた大きな決断をしている』
この彼の決断と、その決断を下すまでの姿を側で見ていた「二人の男」たちが3時10分に社会も他人も過去も未来も関係なく「今、此の瞬間の自分の誠」を貫く決断をします。
ここが超胸アツだったよ~
国に法があっても、結局は”表面上在るだけ”で実質は「力ある者」たちがやりたい放題で弱い者は血を流し、悔し涙を流し、貧しく死んでい往く…そんな社会で悪に生きる強盗団を率いる男と貧清に生きる男の二人が出会い、本人たちも気づかぬうちにお互いに影響し合っていく(;;)いいドラマなんだよ~
今の日本やないか~ 法があっても警察があっても 無法者たちがやりたい放題!
被害に合うのはいつも 真面目な日本人と幼い子供たちと力弱き者たちばかりやないか~
映画で描かれている「糞世界」の中に、最後にわずかながら「仁義誠」の精神が垣間見られたのは大いなる救いです。