未来編だけ、色合いが違うのさ~
壮大過ぎる「未来編」がアニメ版だとギュギュっと2話に(><)
手塚先生の思考に近づきたいなら、漫画版で読むべし☆
◆アニメ版「火の鳥」未来編その一
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【ざっくり、あらずじ】
西暦3404年
地球は急速に死にかけていた…
人類は世界の5カ所に創った地下都市メガロポリスに移り住み
超巨大コンピューターに自らの支配を委ねていた。
東京近郊の地下都市「ヤマト」から逃げてきた
山ノ辺マサトと美女に姿を変えた不定形生命体のムーピー「タマミ」は
地上の研究施設で一人「生物生命体」の再現・創造に没頭する
猿田博士の元へたどり着く
マサトとタマミを追ってきた地下都市の管理官ロックは
猿田博士に地下都市で戦争が起き
5つの地下都市は全滅、人類が滅亡したことを告げる。
ロックは別の星を探して生きる道を選び
その相棒に「タマミ」をマサトから奪いにきたのだ。
ロックに銃で撃たれ死の際にあるマサトの前に
火の鳥が現れ、自らの血を彼に飲ませる。
こうしてマサトは不死身となった。
これから待ち受ける「30億年の孤独」の運命も知らずに…
見どころ①科学技術による「生命の創造」
それが可能なのか?
猿田博士の研究の成果を見ればわかる。
猿田博士が何とかつくり上げた「人類型生物」
保存液の詰まった容器の中でしか生きられないが
言葉を話し本も読むまでになっており
あとは外の環境で生きていけるかとうかが最後の難関だった。
博士は「アダム」と名付け、言葉を交わしている。
「外に出たい」と懇願するアダムに「無理だ」という博士
このシーンはまるで創世記の「エデンの園」のようです。
どうしても、たとえすぐに息絶えてもいい…というアダムの言葉に
博士は息子を思う父のように願いを叶えてやるのした。。
でも、アダムを待っていた運命は残酷で…
見どころ②AIが人類を統治支配する未来
死にかけた地球の現状は
「人類が誤った判断をしてきた結果」なのか…
だから、人類は地下都市に籠り
今後の自分たちの運命を全てAIの判断に委ねたということだろうか?
やっぱり、どんなに巨大化して高性能化しても
コンピューターは「計算機」の発展系なんじゃないでしょうか(--;)
人が道具として使いこなす時に、もの凄い成果を生む気がします。
AIに判断を任せた結果が
全体主義体制の「ヤマト」と自由主義体制の「レングード」の対立からの
核戦争なわけです(;;)
しかも、AI制御の世界都市は「連鎖崩壊」する造りになってました~という
結果が出てからの「そういう構造だぞ、考えればわかるだろ」ときたもんだ!
人類が「思考決定」を放棄した罰ですかね。
見どころ③進化した生物ムーピー
スライムみたいな生物で
地球の環境にも適合し、人間とも交流できる凄い奴なんや~
しかも!
タマミように美女に変身し、その形状を保つってことまでできる。
更に、”人間に幻想を見せる”能力まで持っており
飼い主が望む幻想を見せるためペットとして人気に。
しかし、人類はムーピーの見せる幻覚中毒になり
幻想の海楽におぼれ堕落していく…
そのためムーピーは駆除対照生物に指定された。
タマミを見る限り、人間並み~それ以上の頭脳も持っており
もうムーピーがこれからの人類に変わる生物じゃね~の!?って思っちゃう。
んで、この予感は漫画版のナメクジ文明につながっているのではないか
と私は勝手に思っている(まだ漫画版読んでないので)
見どころ④どうして火の鳥はマサトを選んだのか?
この点がいまだに私にはまったくわからん謎です。
ムーピーを愛したから?
種族の垣根を越えて「愛を育む」ことができたから?
それ以外は、なかなか自分勝手でわがままだし
そんなに特別な人には見えません(--;)
だからいいのか?
ひとつ挙げるなら
「自分の気持ちに素直に行動している」点は
凄いなコイツって思えるくらい凄いです。
この先を見ると「とてつもない忍耐力」を見ぬいて
火の鳥は彼を選んだのかな…とも思えるけど。
やっぱり、「普通の人」だから選ばれたのかな。
つづく