アニメ版の最終話であり「未来編の完結」それがこの回です~
凄い内容がギュギュと詰まっていて、見てる私の脳内処理が追いつきません…
◆アニメ版「火の鳥」未来編その二
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【ざっくり、あらすじ】
外へ逃げるロック
地球の衛星軌道に乗る宇宙船の中で永遠の眠りにつく猿田博士
ムーピーの姿となり命を終えるタマミ
そして地球でたった一人の存在となったマサト
地球の大気は放射能で満ち
海は硝酸の海となり
地下都市ヤマトは廃墟に
だが地下都市ヤマトの廃墟で流砂に飲まれたマサトは
その先に花園を見つけ、5000年後に目覚める設定となっている柩を発見する。
「レナ」と中の人物の名が刻まれており
マサトは彼女の目覚めを心の拠り所とし、この先生きていくことに
彼女が目覚めた時のため…と花園で植物栽培に挑む。
花だけではダメで「生態系を創る必要がある」と気づいたマサトは
研究に没頭する。
そして5000年の時が経ち
柩が開くと…
見どころ①5000年後に目覚める「レナ」
マサトがアダムでレナはイブとなる人物なのか!?
と思わせておいて
とんでもないことを手塚先生が突きつけてきます。
滅びゆく地球を前にして「科学」の無力さ…
そもそも5000年も生きた人間を冬眠状態にできる装置の
電力はどこから?
5000年間、この日を待ちわびたマサトに訪れた「絶望」
このスケールで主人公を絶望へ叩き落とすとは…(手塚先生…)
見どころ②6億年後、30億年後
レナ事件(?)から、その後動きがあるのが
なんと6億年後
そこから更に大きな動きがあるのが30億年後…
この間、マサトは一人ぼっちなのさぁ
どんなスケールの「孤独」やねんっ
しかも地球で唯一の存在になっちまって
他の人間はおろか、他の動物もいないんだぜ~
見どころ③火の鳥がマサトを残した理由
なんでマサトは一人残されたのか?
不死身となって永遠を彷徨わねばならなかったのか?
彼が再生した地球における
「生命の実」だったからなのです(やっぱ可哀そう)
マサトが新たな生態系のトリガーとなり
地球に生命が誕生していくのです(;;)
”自分が何のために存在していたのか”
に気が付いたマサトはとても幸せそうでした。
安堵したような表情でした。
やっと解放されたって感じもあったなぁ。
地球の変化を崖の上から見守り続けるマサトは
「はじまりの神」のような姿でしたぞ
見どころ④今度の人類はきっと…
こうしてまた人類のはじまりにつながっていくのですが
一説にはここから「黎明編」へ繋がると云われていますが
火の鳥が「今度の人類は…」と期待を見せていたので
何度目かのリセット(滅びと再生)であり
また新しい古代のハジマリなんだと思われます。
ループじゃなくて螺旋
同じ傾向を示し、歴史を繰り返しながらも
少しずつ未来を変えていく
それが地球と地球に生きる私たちらしい。
やっぱり「火の鳥」の各話(編)って
同時に存在している異次元世界だと思うんですけど
違うのかなぁ(手塚先生と語りたい)
未来を変えるのって、何度も過去に戻ってやり直して
”少しづつ変化させていくしかない”
↓
こうした話は映画に限った事ではなく
「不思議体験談」でも同じように語られています。