スサノオ尊を誠心誠意「おもてなし」したのに
勘違いスサノオ尊に無惨にも斬られてしまった食物の女神(;;)
その神名の響きが示す「真意」とは!?
◆カタカムナ第38首を詠む
声に出して音を響かせ感受しましょう☆
【カタカムナ第38首】
アメクニクラト オホマヒコヒメ イヤミソギマリ
オホケツヒメ ヒノヤギハヤヲヒメ イヤミソギワク
どうやら「イヤミソギ」を3段階で示して説いてくれている歌のようです。
では「オホゲツヒメ」を読み解いていきましょう。
◆一音一音の示し
- オ(奥深く、広がる環境、六方環境)
- ホ(ほぐす、引き離す、正反発生+正反親和)
- ゲ(放出する、様々な変化性を発揮、気配)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- ヒ(根源から出入、最初のフトマリ、一つ)
- メ(芽、目、思考、指向、渦の目)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆オホ+ゲツ+ヒメとは
「オホのゲツをヒメて」とウタっているようです。
アマ現象界の現象化の間(環境場)=オホ
「オホ」には正反発生+正反親和の性質を持つ間であり
そのオホに(の)様々な変化性を以って粒子化発生する力(働き・作用)=オホゲツ
⇓
この「オホゲツ」を秘めたヒのメ、
⇒”「オホゲツヒメ」を秘めて”
その先に続く「イヤミソギワク」となるのですな。
◆五穀・特に粟に縁の深い食物の女神「オホゲツヒメ神」
あの天界の暴れん坊 スサノオ尊にコロされてしまった
「おもてなしの心」満載の食物の女神さまです。
天界を追われたスサノオ尊を受け入れ
「おもてなし」しようと食物の神である
オホゲツヒメ神は体中から食物を生成(排出)した。
そして豪華で美味な食事を振る舞ったのです。
日本の神というのは排出物という形でモノを生みだしますが、
オホゲツヒメ神も御身の鼻・口・尻という穴という穴から排出する形で
美味しい食物を生成するのです。
天界の我儘ボーイ 素戔嗚尊がその食物生成姿を見て
「そんなもの(汚物)を俺に食わせやがって」と怒り
オホゲツヒメを斬り殺してしまったわけです(;;)
そんでな、オホゲツヒメは最期の力で
五穀と蚕をその身から生成してくださり
その恩恵を地上の人々が今も受けているってわけです。
話は長くなりましたが
そんな食物・五穀の神・オホゲツヒメですが
中でも「粟・阿波の神」として「粟=アワ」と縁が深いというのです。
何がいいたいかというと、
「オホゲツヒメ」の力(働き・作用)ってのは
「アワ性(潜象の力)」だという事!
それが日本神話に示されているという驚きっす。
んで、「イヤミソギワク」までにもう1つ秘めるものがあるんだぜ~
(つづく)