イキのココロ「心」って何ぞや?
第54首までのウタの示しを踏まえて第55首のウタはじめの「イキココロ」を考察
◆カタカムナ第55首を詠む
声に出して音を響かせイメージしましょう☆
【カタカムナ第55首】
イキココロ ナカツミシロ イツヲノメ
シキケカクツチ イヤシロノツチ
イキココロ~でウタがはじまるので
どうやら第55首は「イキココロ」についての示しだと思われます。
◆一音一音の示し
「イキ・ココロ」
- イ(伝わるのも、陰、あらゆる生命体を構成する最初の最小のハジマリ、電気素量~電気粒子)
- キ(気・エネルギー、発生する)
- コ(転がり出入、くり返しの運動・働き、回転運動)
- コ
- ロ(空間、抜ける、奥から現す、凝集連合し・連なる)
何度目かの「イキ・ココロ」考察をはじめます~
第54首のウタと今読んだばかりの第55首の音の響きから湧くイメージを足して解読を
◆イキ・ココロとは3つの心の1つか?!
イキココロ=生き心(=心)
と解釈していた私ですが、
ここにきてもしかして…私が「心」と想うモノは
少なくとも3重構造~3部構造から成るもので、
その内の1つが「イキココロ」じゃないか…と思えてきた。
イキ・ココロは第54首に唄われていた「魄」に関係の深い部分じゃないか、と。
イキ=電気素量~電気粒子+気・エネルギー、つまり現象化の「素」粒子(ココロ)のことであり、それが湧く~活動を活発にするトコロが「イキココロ」ですよね。
解読の先輩方によれば、
イキココロ=生物脳のアマナ
だというのです。
たぶん、生物脳の内奥の「潜象の核」を指していると思われますが
顕在部分でも脳の内奥の脳幹部~古代の脳といわれる部分かと。
この先輩方の意見も踏まえ、私の勝手な考察・解釈を。
⇓
イメージしやすいように「心とは⇒私の心とは」で話を進めていきます。
私の心というのは、頭(脳)・胸(心臓)・腹(腸・丹田)
ここの3カ所に柱がある、三重~三部構造でできている。
イキココロを「イキの超極微の現象粒子」とすれば
それは私を構成するすべての個々粒子~細胞~血液~神経伝達物質になり
それらが集中するハブで管理ポイントが頭・胸・腹の3カ所という意味です。
イキココロは魂を構成する中の「魄」に関係が深いようなので
生命維持の原始プログラムつまり自律神経とかで
「私」という1つの生命体を最適な状態で動かす自動プログラム~神経伝達を成す電気信号なのかな、と。
イキココロとは「無意識~潜在意識」の領域・働きを指している、
と今は考えております(^^;
◆「心」とは何か?
「私の心=私の思考・意識・感情」だとすると
その「心」の在り処は 「私を成すすべて」であり
私は全身で感じ・思考しているのですが、
どうしても「此処!」という部分を示すとしたら…
総合的な「私の意識」の在り処というのは
「全身を流れる血液・津液・気」に根源があると思っております。
それらが感じ・記憶したことが頭・胸・腹に集中し練られ統合され
「私が私の意識と思うモノ」が創りだされているんだろうな、と。
つまり「心」とは私がカムアマ界に投影した「私のウツシ」なのかも。
そういう意味では「心とは、私が私を認識するための鏡」ですね。
ではカタカムナが示す「ココロ」を追いかけていきましょう。
(つづく)