第64首は向き合い見つめるほどに「味わい深い」ウタなのです。
ポイントとなる「ことば」を中心に全体の流れを読み解きまとめ♪
◆カタカムナ第64首を詠む
声に出して音を響かせ感受しましょう♪
【カタカムナ第64首】
ヤハマカシ ソレツミ アメノセヲキネ アキタマコメ
カムナガラ ワクツミ ヒトヨヤシ アナミワク アナミコロ
アメノトヨセツミ アメノヨロツ ミナカノオホカミ
どんな映像、イメージが湧いてきましたか?
ポイントとなる「ことば=音の響き」を中心に流れを追っていきます。
①万物万象はすべて「ヤハ マカシ」
このアマ界(現象界)に発生・存在する
生命・現象=森羅万象・万物万象のすべて、
大アマ(大宇宙)~小アマ(小宇宙=個々の生命・現象)まですべては、
⇓
それぞれの「ヤ(飽和限界)」で発生し、「ハ(正・反)」の状態で存在する
「マカ(マとカ)」の示しである。
カムナ(カム意)がアマに現象として示されたモノはみな「マカシ」だよ、と。
マカシが1字で示されているのところも注目!
ヒフミヨイ~ムナヤコト♪(ひふみ祝詞)にもうたわれている
「12345~6789 10」の示し
ヤ(8・飽和限界)の次は「コト(9 10=事・事象)」になるわけです。
②生命・現象の「素の粒子」=ソレツミ
ヤハ マカシ(アマ界の万物万象となる)「素の粒子」
=「イ(電気粒子)」になる以前の潜象極微粒子、これが「ソレツミ」だよ~
ソ・レの音の示しをみると
『環境それぞれ・外に出る(ソ)』+『分離発生・消滅を繰り返す(レ)』
ソレ粒子なので…対生成・対消滅のことも「粒子の動き・性質」として示してくれているのかもしれない。
③ソレツミが様々に”ノ”して「カムナガラ ワクツミ」へ
ソレツミとは
- アメノセヲキネであり
- アキタマコメ カムナガラ ワクツミのこと
ハヤマカシのソレツミ(素の粒子)が
次々と「アメノ(アメ~アメが色々に変遷する)」して
アメを引き受け四相性を以って発生するエネルギー根となり
⇓
アキ(現象粒子~現象)を発生すタマ(霊・魂・種間・現象エネルギーの珠)を込めて
惟神(カム意のままに)湧く粒子(カムナガラ ワクツミ)
⇓
ソレツミが現象となり現れる時
- アキタマコメの「生命・現象核=ミナカヌシ」を内在させる力=カムミムスビ
- ワクツミの「ワク(形)を造り湧く」粒子の力=タカミムスビ
が同時に発生(カカワリ・作用)しており、これが現象化の力(産霊神の力)。
この歌は前半と後半の2部構成になっていると思うので
とりあえずは「前半部分」流れはこんな感じかと。
「カマシ」の1字をよ~く観察・考察してみて、面白いよ。
(つづく)