う~ん、第58首も凄いことが示されていたが、
第59首はもっと刺激的なことが説かれているかも…
◆カタカムナ第59首を詠む
声に出して音を響かせイメージしましょう♪
【カタカムナ第59首】
オホコトオシヲ イヨ フタナ イキツ ヒメシマ
オホトヒワケ ハツチヒコ
カタカムナ第58首の内容を知ると
第59首の頭に「オホコトオシヲ」ときて
それが日本神話における神産みで
最初に生れた神という意味が「なるほど」と思えます。
◆一音一音の示し
「オホ」
- オ(於、奥深く、六方環境)
- ホ(ほぐす、正反親和)
「コト」
- コ(転がり出入、くり返しの動き・働き)
- ト(重合、統合)
「オシヲ」
- オ(於、奥深く、六方環境)
- シ(示し、現象、止=死)
- ヲ(~を以て、四相をもつ、奥から出現する)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆オホ・コト・オシヲとは
「オホ」
奥深く、六方環境に於ける(オ)
正反発生+正反親和=正反の関わり~ほぐす力(ホ)
↓
その「オホ」によって
カムの力~そのカが変遷したものが
正反のカカワリ+回転運動と重合を繰り返す「コト」によって
↓
奥深く(オ)から発生し(シ)四相性を以って奥から現れ存在する(オシヲ)
↓
つまり、アマ界に於ける「万物万象」「森羅万象」すべてのことは
「オホコトオシヲ」らしい。
◆オホコトは「オシヲ」の現れ
「オホコト」「オシヲ」とオではじまる2つの言葉に分けてみると
更に見えてくるイメージがクッキリしてくる感じがします。
↓
「オホ」=アマ現象界の環境場
その「オホ」に於ける正反発生+正反親和の関わり(オホの作用)によって
オホに現れた「コト=事」現象(オホコト)というのは、
↓
「オシヲ」だよ~
場に示された「オキしたヲ」だよ~
立体化して示された四相性をもつ「弦」=(ヒコ)=「陽」
※古語で「ヲ=弦」、更に上代語で「ヲ=陰陽の”陽”」の意味を持つ
「オ」は現象的な意味が強く
「ヲ」は潜象的な意味が強い様に思えるので
「(オホ)コト=(場に於ける)事」というは潜象の奥深くから
”現象の環境場に親和重合して示されたヲの投影だよ~”
って意味に思えてきませんか。(私はそう思うんですよね)
◆神産み最初の神:大事忍男神
どんな神なのか謎が多いというよりも
ほぼ解明されていない「オホコトオシヲ=大事忍男神」(^^;
しかし、イザナギとイザナミが神産みに際して「最初に産んだ神」なので
とても深い意味があると思うんですよ。
私も今までずっと気になっていたんですが
カタカムナ第58首を詠んで、この神が「神産み最初の神」である理由がわかった。
この世のすべて、アマ界の統べては
カムナからの創造の写しであり、
アマ界に生れ出たすべてのアマもまたその内奥に秘めた
カム・カムナと繋がる「ココロ=ウツシネ」から
「気色=内に湧く意志・希望・意図を外に出す(現象化・物体化)」している。
「事の内奥に忍び存在する生命・現象の核」を
示し司る神を生んだんでしょう(納得です)
生成の始まりは「核なる潜象の実(ミ)」からなのです。
神名に於ける「オ・ヲ」が「男」と云う字を当てられているのも
男性・女性という神の性別(?)よりも
「陰陽の陽」の性質を表す意味合いが強いのかもしれません。
(つづく)