そこつわたつみの神とは?
解読を進めてまいりましょう~
この流れの続き
⇓
次に水底に滌きたまふ時に成れる神の名は底津綿津見神。次に底筒之男命。
(「古事記」より)
「海底の海神」と「命名を持つ神」の二柱が出現しております。
では、まずは二柱の神に共通する「底」の部分に注目し、そこから底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)の神名が何を示しているかを読み解いてまいりましょう~
⇓
”海(生み)の底力=地の造化の根源力”
=「地核からのヒビキ」が海底から海水・水流となって湧き出ている
ということを示す神(神名)ではないかと思うております。
加えて「綿津見神」の名が示すように、そのヒビキが水流から生命産む繊維(綿)となる様子+生み(造化)の過程を「見守る神=造化の観測者」という重要な役割を担っているのが「海神」なのだと思うのです。
底・中・上の綿津見神と筒之男命の合計六神が出そろった時に「そこ」の音・ヒビキが示す「ある像」を示したいと思います。
(つづく)