怖すぎるだろ~リアルに怖い!
こんな集合住宅 本当にありそう…
夢をもってL.A.のアパートで独り暮らしをはじめた
若き美女がみた「社会の魔境」
リアルな恐怖度では、「一番怖い」といってもいい作品です。
映画 マッド・ハウス~あらすじ
母が病気で亡くなり、
父は母が入院時から浮気をしていた相手と同居をはじめ…
この複雑な家庭環境から逃げるように
ひとり暮らしをはじめたサラ
デザイナーになる夢をかなえるため
法律事務所で働きながら L.A.ハリウッドで新生活をはじめる。
人気のいい物件に空きができ、見学会にいったサラは
大勢の希望者の中から入居者に選ばれ、209号室へ。
住民の交流も盛んで、仲良く助け合って暮らすアパートだ。
ただサラは管理人ジェリーに嘘をついていた。
「ペットはいない」と嘘の申告をして入居者に選ばれたのだ。
このアパートはペット不可、でもサラはこっそり猫をつれて引っ越ししてきたのだ。
優しく美しいサラはすぐに住民とも打ち解け
特に独り暮らしの明るい老夫人と仲良しに。
いい住まいを見つけたと喜んだサラだったが
毎晩夜になると配管から変な音が響いてきて
寝不足な日々の中、仕事や私生活で失敗が続くように…
更に誰にもバレていないはずが
猫を飼っていることを知る住民から
警告の手紙がドアの下から差し込まれるように…
友人を部屋に招いて飲みながら
「引っ越そうなか」と話していると
その夜、とんでもない恐ろしいことが彼女を襲う!
そこからサラは「ここがどんな場所か」を知ることになる。
ここの住民になることが、こんなに恐ろしい意味をもっていたとは…
みんな仲良く、助け合うこの集合住宅が
「幸せな生き方」と住民たちに説く『共同体の力』とは!?
※以下、ネタバレ有の感想いきます。
注意:愛猫家は閲覧注意です!
住人たちによるサラの猫への制裁シーンは
愛猫家にとってショックが大きいので見ない方がいいです。
目をつぶり先に進むか、早送りで飛ばすかしてください。
ペット不可のアパートで
隠れてペットを飼うサラもイケないんですが
それに対する制裁がエゲツナイです(;;)
警告を無視したために
とんでもない事態がサラと猫に待っていました。
「共同体の力」を信じる集合住宅の4原則
もう「カルト宗教」です。
「共同体の力」という著書がこの集合住宅内世界のバイブルなのです。
⇓
基本 4原則
- 心の解放(すべてをさらけ出し、秘密を持たない)
- 無私(すべては共同体の為に)
- 受容(ここを家、住人を家族とし何ごとも受け入れる)
- 監視(24時間365日の監視が規律を守る)
この理想の(?)共同体=集合住宅内世界を維持・管理する為
厳しい統制・管理・支配体制が敷かれております。
一人はみんなの為に、みんなはひとりの為に!
という世界ではなく
どこまでも「みんなの為にお前の人生を捧げよ!」という世界(--;)
同調圧が限界突破!「調教」という洗脳がはじまる
地味に怖いっつーか
どこかでは本当にこういったこと行なわれてそう…って思える恐怖!
新しい入居者は頃合いを見計らって
監禁ルームで「調教」が行なわれます。
精神的・肉体的に痛めつけ、絶望から「完全服従」の受け入れに持っていく。
洗脳済の住人たちが一丸となって1人に向かってくるので
勝ち目はない、従うしか「生きる道は無い」のである。
家族・友人・職場の人たちなどすべての人間関係を奪われ
仕事も銀行口座もクレジットカードも全部解約を勝手に完了され
今までの人生のすべてを奪われてしまうので
「ここで、ここのルールに従って生きるしかない」状態に。
聖痕を刻む真似ごとなのか
洗脳が儀式がかっており不気味です。
同じ傷痕を共有することで「仲間意識」がより高まる設計。
しかもその傷は聖痕に似せてあるので余計に巧妙ときたもんだ!
この共同体の真の支配者は誰なのか?
ここの暗示が超胸糞なので
「この魔境の真の支配者は誰や!」ってのを
考察しながら観ていくのもいいかも。
この内側に閉じた集合住宅カルトも
実は末端の一部でその上に更なる監視者がおり…
本当に気づかぬうちに
社会ってカルト組織や怪しい洗脳集団に
侵食されているんですよ(><)
東京とかマジで謎のネットワーク組織多いイメージ。
金と権力を持てば
この世界は裏からいくらでも支配できるのかもしれない。
自分の土地に壁を築いてしまえば、中で何を行っても…
細かくブロッキングすれば場の支配も簡単に
マジでリアルな怖さはナンバー1じゃないかな。