プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【映画部】マッド・プロフェッサー 悪の境界線~真実とは罪と同じく相対的なモノ 教授が怪物!

お題「最近見た映画」

マッド・プロフェッサー 悪の境界線 [DVD]

何この映画!!! 最後の最後に「ええええっーーー!」ってなる。

もうみんなが追い詰められてどんどん混乱して

グチャグチャに回したルービックキューブみたいになっていてる

と思いきや、最後には全面色が揃ってるよ!!!って映画です。

 

 

 

マッド・プロフェッサー 悪の境界線(字幕版)

 ※Amazonプライムビデオのリンクです

 

このポスタービジュアルのイメージね

ここにまずトリックあったよね。

 

ホントにこの狂気の教授のせいで

みんながおかしくなっていくんですけよ。

もう不安や疑心暗鬼や金への欲とか

仲間への嫉妬や不信やもうグチャグチャ

 

登場人物みんなが

それぞれに混乱したまま

ルービックキューブを回しまくる感じなのね。

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んで、もうグチャグチャ、ガチャガチャどんどんなっていくように見えるの。

もうみんなが破滅に向かっているように見えたの。

 

ところが、

最後の最後に「えっ?!」と思う

裁判シーンから

怒涛の展開が待っているのです。

たぶんあなたは2段階でひっくりかえる。

 

そんで最後には

さっきのルービックキューブがこうなっている。

ULRO(ウルロ) スピードキューブ 競技用 3×3 3 6面 世界基準配色 立体パズル 2個

綺麗に揃ってる~~~

しかもいくつものことが綺麗に片付いてる~~~

なんやて!?

 

この作品は配役と脚本がものすごくマッチしており

それも最後の「ええええ!!」に繋がっていると思った。

 

見て欲しいポイントや感想を書いていきます。

 

 

追い詰められた青年と死にたい教授の取引

マッド・プロフェッサー 悪の境界線 [DVD]

このポスターのドデカい顔で眼光を光らせているのが

大学の心理学教授で、

ワケあって「どうしても死にたい」のです。

自分で死のうと試みてもうまくいかず

教授が目をつけたのが教え子の青年ガラルダ

(ポスター写真の一番←側の青年・濃い顔のイケメン)

 

ガラルダは痴呆に近い父と二人暮らし。

その父がギャンブルでつくった闇借金の取り立てに追われている。

借金返済のために高給の就職先を見つけ

内定をもらうも、「大学卒業」できないと水の泡。

 

しかしガラルダは心理学の成績が足りず

卒業資格がもらえない状態だったのです。

そんなガラルダが教授の自宅に直談判にやってきて

そこで教授に取引を提案された・・・。

 

成績を上げてやるから

「そのかわり私をコロしてくれ、でも殺しとバレてはいけない」

事故死を装ってコロしてくれと言うんです!

 

わわわわわっ

何でだよ!?

そんなの無理にきまってんだろ

 

と、正常な反応で断るガラルダ(まっとうな青年なのだ)

ところが・・

 

理由と報酬を聞いて取引を受けることにした青年

今死にたいと思っても

「生きるべきだ」というガラルダに

教授は死ななければいけない理由を語りだした。

 

「取り返しのつかない過ちを犯した時、

計り知れない苦痛が生じる」(教授の言葉)

 

愛する者を壊したら?

博士は愛する妻を、

自分の運転する車の事故によって

四肢麻痺の状態にしてしまったと告白。

 

最新の治療をすればよくなる可能性があるが

それには巨額な医療費がかかる。

その治療費を何とかするために

教授は自分に長年かけてきた保険金をあてようというのだ。

 

「私が死ねば保険金が入る」

 

妻のためであり、自分の罪の苦痛からの解放でもある

だから「私をコロしてくれ」とお願いされ

ガラルダは心が揺れる。

揺れているガラルダに教授は

成功報酬の現金もこの胸ポケットに用意しているとささやく。

 

ガラルダは引き受ける事にした。

 

巻き込まれ混乱していくガラルダの友人たち

教授とガラルダのとんでもない取引に

ガラルダの友人3人と恋人が巻き込まれて

皆がそれぞれに混乱していく。

 

もともとちょっとだらしないけど

優しく人のいい青年たちだが

ふたりの取引に関わることで

いつしか3人も意図せず教授をコロす側になり

恐怖と不安と罪の意識にさいなまれる。

 

元々友人内にあった嫉妬や劣等感も

相まって4人の関係も大きく揺れ始める。

 

そして最後には自滅的な行為に・・・

 

皆を混乱に陥れる教授の生命力!

  • 酒に酔い、薬を大量に飲ませても
  • 橋から川に落としても
  • 車で跳ね飛ばしても

教授は「死なない」のだ。

酒で酔いつぶれたのは教授の意志であり

橋から落ちたのも

車ではねたのも

ほぼ事故に近い。

教授が自分から橋を超えたし、車に飛び込んできたのだ。

 

薬は夜中に起きて自分で吐きだし、

川に落ちた時はガラルダに助けられ

ガラルダ以外の3人が乗る車にはねられた時も

教授は即死はせず入院し治療を受けていた。

 

何度も教授の死の瞬間(死んだかも)に触れるにつれ

だんだん精神の安定を失っていく青年たち・・

 

教授を訪ねて病院に向かったガラルダも・・・

 

真実とは罪と同じく相対的なモノ

教授が心理学の授業で言ってた言葉

  • 罪とは?
  • 罪の意識とは?

と投げかけた後に

「真実とは罪と同じく相対的なもの」って言ってた。

 

別のシーンでは

「事実とは相対的なもの」とも出てきた。

 

私たちが見ているものすべてが

実は過去や周囲や常識とされるものとの

相対的な認識であり、イメージなだけなのかも。

 

私たちはいつも「そのもの」を見ることはできない。

 

教授からの最期の手紙

教授からガラルダへの最期の手紙

奥様により彼に手渡された手紙には

印象深い言葉がいっぱい。

 

教授がなぜガラルダを選んだのか?

その答え

「生命力は伝染する」

教授が見せた驚異の生命力は

ガラルダの影響を受けたものであり

彼もまた教授の生命力を受け継いだようです。

 

教授が最後に彼に送った言葉。

「いつも自分の心で考えろ、心は頭より賢い」

「息子よ、合格だ」

 

(;;)ジーーーーーン

 

  • 教授が仲間の運転する車に飛び込んだ時
  • ガラルダが川に落ちた教授を助けた時
  • ガラルダが闇金チンピラに殺されるのを仲間が助けた時
  • 教授の銃に弾が入っていなかったとき
  • ガラルダが教授の病室から逃げ、カルテを落とした時

 

このどこかのタイミングで

ルービックキューブは神の手に渡っていたのかも?

 

最後にびっくりさせられたけど

爽快に面白かったです。

 

では、また~☆

 

 

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