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【映画部】キラー・メイズ 感想&考察~30歳ニート芸術家が作った生きる迷路が「禅」の世界に導く

お題「最近見た映画」

キラー・メイズ(字幕版)

もの凄く美術さんが頑張っている映画で

CGとかではなく本当に人の手によってつくられた

ダンボール迷宮に圧倒されます。

 

はじめは「大人のブラックユーモア絵本」的な

映像作品なのかと思っていました。

 

キラー・メイズ(字幕版)

キラー・メイズ(字幕版)

  • 発売日: 2019/03/06
  • メディア: Prime Video
 

 

 

でも、映画の後半になって

彼が作る迷路は「人生」そのものであり

彼が迷路から出られない意味も

迷路から脱出する方法も

すべてが禅の世界への導きに見えてきた。

 

人生の迷路に迷ったら

固執しているもの

執着しているもの

握りしめているもの

全部捨ててゼロになる時がきた

サインかもしれません。

 

 

映画キラー・メイズのあらすじ

30歳ニートの自称芸術家のデイブは

親に仕送りをもらい、

同棲中の彼女に支えられながら

悶々とした日々を過ごしている。

 

恋人のアニーが出張旅行から帰宅すると

ふたりの暮らす部屋のリビングに

段ボールでできた大きな迷路ができていた。

 

驚くアニーに迷路の中にいるデイブが話しかけてくる。

どうやらこの迷路は外見よりも中は広いらしく

自分でつくっている内に迷路に迷い

デイブは3日間も彷徨っているというのだ!

 

通気口もあり、

時折蒸気が噴き出す

ふしぎなダンボール迷路にアニーは困惑。

 

デイブの友人に相談したところ…

この奇妙な迷路を見に多くの知り合いが部屋にやってきた。

「絶対に入ってきちゃダメだ」というデイブ。

 

アニーとデイブの友人ゴードンが

デイブ救出のため迷路に入っていくと

好奇心旺盛な友人達と

テレビの撮影クルーも続けて迷路の中へ。

 

中に入ってみると

本当にデイブが言うように

広く巨大空間になっており

入り組んだ迷路には

数々の罠が仕掛けられていたのです。

 

このダンボール迷宮の中の罠にかかると

命を奪われる!

そして罠の他にも迷路に迷い込んだ人間を追い

死体を回収しているミノタウルスの存在に気が付く一行。

 

デイブとは会えるのか?

この迷路から脱出できるのか?

この迷路は何なのか?

 

と、悶々しながら彼らと一緒に迷路の中を冒険できる映画です。

 

デイブの精神世界に迷い込んだようなダンボール迷路

デイブが作った迷路は外から見ると非常に小さく

パパと子供がダンボールでつくった秘密基地のように見える。

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※映画ラビリンスより

 

でも、この入口から中に入ると

そこには広大なダンボール迷宮になってたのです。

 

デイブ曰く

貝のように中心から

外側に向けて迷路をつくってたら

最終的に自分が迷って出られなくなったという…

 

キラー・メイズ(字幕版)

このポスターにあるのが

ほぼ迷宮内部の写真です。

 

  • 紙くずを吐きだす大きな顔面壁
  • ピアノの鍵盤の廊下
  • 数々の刃物や武器トラップ
  • 誘惑の穴
  • 脳内スクリーンの間

 

など色々なゾーンと仕掛けがあるのです。

しかも迷路の中では首をはねられても

串刺しにされても液体の血は流れず

人体から赤い紙クズがふきだしてくるのです。

 

そればかりでなく

時々迷い込んだ人間がダンボール人形にもなったり。

 

このダンボール迷路自体が生きており

デイブの手を離れ勝手に成長し、どんどん迷宮を広げているのです。

 

迷路の中は

デイブの記憶とリンクするもので溢れている。

そして酷く混乱した世界なのです。

 

デイブも迷路自身も「破壊されること」を非常に恐れてる。

“世間に認められる作品を作りたい、芸術家として成功したい”

というデイブの強い願望が生み出した世界なのかも。

 

迷路は人の人生を象徴している

この迷路の外観を見た時

「なんでデイブが出られないか?」

私にはすぐにわかった。

 

「入口」が立派に造られているのに

「出口」が無いのです。

出口がないんだから、迷っているのではなく

「出られない」状態なのです。

 

そんなことを考えながら見ていると

囚われのダンボウル人間がこう言ったのです。

 

「人生は出口のない不完全な瞬間の積み重ねだ」

「恥をもって生まれ、漆黒の中、誰からも求められずたどり着くのは迷路だけ」

「ミノタウルスはプレデター、血を求めている」

 

この迷路はデイブの精神世界であり

人の人生そのものを現してもいるようです。

 

人生の迷路に捕まる人はループにはまっている?!

デイブとアニーが迷路の中で見せてくれる映像に

「明日何する?」という問いに

「いつもと同じ」と答えた瞬間、世界が揺れる表現がある。

 

迷路にとらわれたダンボール人間を見ていると

繰り返し同じことを言い、

カチッと再生スイッチが入る音まで聞こえる。

 

「いつもと同じ」に捕まれば

同じような日をループし続け

そこからどこにも行けない。

 

またただ止まっていると

捕食者ミノタウルスに喰われてしまう。

 

どうやら、「変化し続ける」しかないらしい。

 

迷路の中に色濃く表れるアリスの影響

ダンボール迷宮の中は

不思議の国のアリス」の世界が

色濃く影響しているように見える。

 

色々なところにアリス要素があるので

そこに注目して観ても楽しいかも。

 

子供が世の中の理不尽に触れ

大人になっていくアリスと

大人になれない30歳青年が

今、同じ成長の冒険中なのかも。

 

折鶴に日本刀、デイブの日常にある日本文化

友人のゴードンに

「彼は気合十分だが、今までやり通したことはない」

といわれるデイブ。

 

でもデイブは折り鶴制作は得意なようで

部屋中に彼のつくった折り鶴が溢れている。

 

「カッターは破壊するもの」と恐れていたデイブが

映画のラストには日本刀を持って

あんなに思い入れのある迷路を破壊する。

 

デイブは日本の文化や思想に影響を受けているように見えた。

だからこそデイブに「禅」の世界がチラッと見えたんです。

 

創造と破壊:破壊からが自分の浄化のはじまり

西洋思想側から「禅」の世界を覗ける1冊

それは在る―ある御方と探求者の対話 (覚醒ブックス)

それは在る―ある御方と探求者の対話 (覚醒ブックス)

 

私たち人生は建物をつくることに忙しく

その中でくつろぐことができなくなっている。

人生そのものは「土台」にあるが

建物の外観に忙しくなり、土台を忘れ見ることも無くなる。

 

というようなことが書かれている。

 

「どう生きるか」に忙しくなり

  • 何になるべきか
  • 何を得るべきか
  • 何をするべきか

人は求め続けるが満たされることは無く

ずっと建物の外観工事に追われるのだそうだ。

 

でも、ある時気が付き

もう一度土台を見つめようと

創り続けてきた建物を壊しはじめる。

そこから「本当の自分ではないもの」を手離していく

浄化がはじまるというのだ。

 

デイブの「創造と破壊」に禅の世界の入り口を見た気がする。

 

世の中はデイブよりもミノタウルスになった人の方が多い

あのダンボール迷路のような世界が

果たして自分の想像力でつくれるだろうか?

 

と考え始め

思ったんです、

デイブすごくない!?

 

世の中、ミノタウルスのように

「認められたくて、求められたくて」

もがいている人の方が圧倒的に多くて

オリジナルの世界観持ってる人の方が希少。

 

人と比べて、

人より上であろうとすることが行き過ぎた人は

プレデターとかって

人の心と身をむさぼり食っているのかもしれません。

 

とにかく

美術スタッフの頑張りに拍手を送りたい映画です。

 

では、また~☆

 

 

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