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【映画部】バッド・ガール(Girls Against Boys)~会田誠作品の話からはじまる鏡の国の少女の復讐

バッド・ガール(字幕版)

少女の中にある乙女心が踏みにじられた時

残酷な凶暴性が男達を粉々にしていく…

モノのように扱われる少女たちの渇いた心に沁み込んだ残忍さ

 

 

この映画は「少女」というよりは

もう立派に大人の女性としていいような気がする

女子大生のお話です。

 

 

バッド・ガール(字幕版)

バッド・ガール(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

映画のはじまりは

大学の講義シーンで「会田誠作品」の話からはじまります。

主人公シェイが見ているのは会田誠の少女シリーズの「犬」

2回講義シーンが出てきますが

ここで語られる内容が重要になってくると思います。

 

よーく見て2人の少女(?)はいったい何者なのか?

考えてみてください。

 

 

「バッド・ガール」あらすじ

大学でフェミニズムの講義を受けているシーンから始まる

講義を聞いている女子大生シェイは

終末恋人を過ごす予定に心がウキウキ

 

ところが…彼女がつき合っている35才・妻と別居中の彼から

お出かけ当日にいきなりドタキャンどころか

「娘のために妻とヨリを戻すことになった、もう会えない」

と、突然の別れ話に呆然…

「娘いたの、聞いてないわ」というシェイに

「君には関係ない、言う必要ないだろ」との言葉に更に唖然

 

信じていた彼に酷いフラれ方をし

心ここに非ずでバイト先のバーに向かうシェイ。

落ち込んだ様子のシェイに気が付き声をかけてきたのは

先週からこのバーにバイトで入ったルーと名乗る少女だった。

 

ルーは落ち込むシェイに付き合い

2人は夜の街に繰り出す。

飲んで踊って、気がつけば

3人組の男たちに誘われるままに

彼らの部屋へ…

 

酔いすぎてトイレ&バスルームで少し寝てしまったシェイは

目が覚めると気分が悪く「家まで送って」と

3人の男の内のひとりサイモンに声をかけタクシーで送ってもらう。

 

ところが送ってくれたサイモンにシェイは

車から降りた後、襲われ乱暴されてしまう。

 

あまりのショックに

母に電話するも仕事中で話もできず

元彼を頼り彼の自宅にいくと

「君とは終わったんだ」と冷たく言われてしまう。

家まで送ってくれた元彼が嫌がるシェイと無理やりやろうとして

シェイは更に心がズタズタに…

 

落ち込むシェイに連絡をくれたのはルーだった。

ルーと一緒に警察に行き「男に襲われた」と被害を訴えるも

ぞんざいに扱われ更にシェイの心は渇き干からびていく。

 

そんな時、ルーがシェイに正義の執行と称して

自分たちの手で男たちを処罰しようと持ちかける。

 

ここから二人は

酷く冷たく残忍な復讐で男たちを

次々に消していく。

 

ルーと一緒に男たちに復讐する中で

シェイの中に何かが変わっていき…

 

ルーとシェイが復讐の後どこに向かうのか?

最後の最後まで目を離さないでっ

 

ポイント①会田誠作品の話からはじまる

たぶん、シェイの受けている

フェミニズムの講義」のシーンが

かなりこの映画の解説になっていると思われます。

 

シェイがまだ35歳の妻子あり男の愛を信じている時に

彼女が聞いていた講義内容がこちら

 

 

会田誠天才でごめんなさい [ 会田誠 ]

 講義中にシェイが見ていたのは

少女シリーズの「犬」…少女の短くされた四肢に包帯が巻かれ

犬のように首輪と鎖でつながれた有名な絵です。

 

◆「会田誠の作品は性の商品化を表している」とはじまる講義

 

“純真や完璧などの女子高生のイメージが

日本のアートでは歪曲されています

 

切断された脚や少女の首輪は

制服や少女がほほ笑む様子と対照的に描かれています

 

女性がおもちゃとして扱われています

彼の作品では10代の少女たちを商品として

男性の食べ物として描いています

 

これらは女性嫌悪症の反動でしょうか?

それとも男性が支配する世界への称賛でしょうか?”

 

◆あなたは会田誠の「犬」をどう見ますか?

 

私はここまで深く考えずに

ただただ会田誠さんの中にある

幻想や映像を画にしたものだろうと思っていました。

 

けっこう男女問わずこういったアート創造する方いますから。

美しいモノが完璧な状態より「欠けた」時に

どうしようもなく惹かれる人もいるしね。

 

美しいタッチに残酷な描写

苦痛を与えられているのに少女の表情に苦痛は見えない

少女を肉体的に支配しているであろう人物の存在は感じるが

少女の内面にその人物の存在は微塵もないように見える

 

など陰陽じゃないけど

どこかバランスが変な世界なのだ。

 

少女が大人の女性になって強くなるのを

男性が恐れていることの表れでしょうか?

感情的に攻撃してくる女性を恐れているのかなぁ

 

だから少女から感情と成長をとったのかな?

 

絵を見る限り

やっぱり「自分にとって美しいモノ」を描いた作品に思えるけどなぁ

 

◆大人の男たちに消費される少女たち

この映画は、この講義からはじまるように

「大人の男たちに消費される少女たち」を描いています。

 

私は平和な中で育ったので

大人になって知ったのですが

世界中で少女たちが大人の男たちの

性欲や支配欲の犠牲になっています。

 

ただ女児と違い

大人に近くなった少女の中には

男たちの欲望をわかっていて危険な行動に出ている場合も。

 

シェイも大人の女性といってもいい年齢の女子大生。

力がなくただただ泣き寝入りする幼い女の子ではないのです。

銃1つでシェイは支配関係を逆転します。

「銃」が象徴するモノも鍵かも

 

ポイント②男たちに粗雑に扱われどんどん心が渇いていくシェイ

Amazonプライムビデオの紹介文によると

「内気な女子大生」と書かれていたシェイですが

私からすると「どこが?」といった感じです(^^;)

 

  • 35才の既婚者と不倫している
  • バーでミニスカワンピでの接客
  • 酒に酔って踊り狂いながら多くの男と体のこすり合い
  • バーで出会った知らない男3人組の家に行っちゃう

などなど行動は「クソビッ〇」に見える。

 

シェイはすごい美人なので

今まで男たちに丁寧に扱われてきた姫キャラで

粗雑に扱われる事なかったのかなぁ…

 

でも、今まで自分に甘い言葉や熱視線を送ってきた男たちが

急に自分を雑に乱暴に扱ってきたことや

男に乱暴されたと被害を訴えても冷めた対応の警察たちに

どんどんシェイの心が渇いて冷たくなっていくのはわかった。

 

誰も彼女を親身に心配してくれていないのだ。

むしろ「どうでもいいような」対応…

 

ポイント③残忍な着物ガールのルー

シェイの前に突如現れ

彼女の復讐に力を貸してくれたルー

 

彼女は男を誘惑することも

男を残忍に傷めつけることも

銃で撃つことも

刀で斬りつけることも

なんの躊躇もない!

 

相手の痛みにまったく動じない。

むしろ楽しんでいる。

 

とんでもない境遇で育ったからのようだが

その少女時代も「面白かった」と話す。

 

彼女が男たちを残忍に始末するのは

“人より強くみせるために人を傷つける”

“それに興奮するから”

だって。

 

少女の心が渇いていき、

周囲を冷めた目でしか見られなくなったとき

渇いた心を満たすのは暴力支配の欲求なのでしょうか?

 

ポイント④講義後編と優男とのデート

復讐を終えて、怒りを感じる男を全員消し去った後

シェイは再び講義に聞き入っております。

※講義で語られた内容

 

“初期のフェミニストたちは

女性を物として扱う西洋の伝統を批判しました

女性が意見を表すことが不適切だったのです

 

しかし70年代後半、新たな理論が広がりました

性差別を取り除く方法です

個人の考え方や問題解決方法こそが重要だとわかったのです

性に対する態度とは無関係なのです”

 

“ヒステリーはギリシャ語で「子宮」

ヒステリーは女性特有の問題だと考えられていました”

 

この講義の後

シェイは自分に熱い視線を送る

シャイボーイにして優男とデートに!

 

ここでシェイは穏やかな恋を手にウキウキを取り戻したように見えました。

そして新しい恋の前に女の友情は後回しに…

 

あんなに男に怒っていたけど

やっぱり男に愛されたいのです。

男に優しくされていないとシェイは幸せを感じないのかも。

でもやっぱり、そうだよね~わかる、わかる。

「次こそは!」ってね。

 

ポイント⑤黒猫と鏡とルーとシェイ

この映画で私が気になったポイント

  • シェイが鏡の前に立つシーンが多い
  • シェイが飼っている黒猫
  • ルーが全身黒の服でいつも同じ
  • ルーを斬った後の鏡のシーンにあった和ガウンと黒猫ポスター

 

私の考察ですがルーはシェイの中にある狂気だったり

別人格なのではないかと…

鏡の中の世界に入るといつもの自分と逆のルーが目の前に現れ

自分がやりたい事をやってくれるんじゃないかしら?

 

そしてルーを実体化させるのに

愛猫の黒猫のイメージを取り入れたんじゃないかな。

 

ルーを斬ってからの鏡のシーンで

鏡の中にルーが着ていた和ガウンがあったの!

それに黒猫のポスターには「アリス」って書いてあったから

「鏡の国の少女の物語」だったのかもね。

 

ラストシーンでは

鏡のこっち側の世界のシェイにもルーがしっかり

融合しちゃってたしね。

 

ルーが5才から受けてきた父からの虐待は

シェイの幼少期の体験だと私は思っています。

 

BBA目線:復讐に男性を会田誠の「犬」状態にする発想

やられたら、やり返す!

会田誠氏の画の少女が手足を斬られていたためか

シェイに乱暴したサイモンの四肢を拘束固定し

膝から切断していく少女2人…すげぇ!

 

復讐方法のアイディアに

会田誠氏の画が影響している…こわっ

 

恐ろしいのはシェイはたぶん最初から銃で撃つ

つもりだったのに

ルーに両足を切断させていたところ…

 

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しかも、こういうのでギーッって斬っていったの(;;)

 

刃ギザギザや~ん!

ま、骨も断つためになんでしょうけど

 

BBA目線:色白ガリ細優男が可哀そう

この男の子めっちゃいい子だったのに(;;)

優しくて、穏やかで、紳士的でいつもニコニコ

気弱で色白でガリ細の優男君

 

ルーの嫉妬で刀でバッサリ…

ルーは男がとことん憎く嫌いなのです。

そんな男になびくシェイも許せない。

でもシェイの心を奪う優男はもっと許せない。

 

赦せない人は

どんな人でも赦せないし、赦さないのです。

 

ガリ細君が今後映画界で活躍することを願うBBAです。

 

日本文化の鋭利な解釈を観た感じもする。

 

では、また~☆

 

 

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