1話2分ちょっとで、すげー前にテレビのチャンネルくるくる変えている時に
何度か見たことあった「不気味な雰囲気漂うCGアニメ」って印象しかなかった。
ホラーというよりは「最先端」「おしゃれ」アニメって印象が強かった、当時は。
ところが、Amazonプライムビデオで
偶然見つけてシーズン1を通して一気に観て見たら…
最後に明かされる「心を突き刺すブラック物語」に驚愕。
↓
大人になって、大人を長年経験した人ほど
そのブラックホラーに捕まってしまうかも。
でも、1話2分ほどで「魅せる」脚本
どこか魅力あるキャラたち
しっかり作り込まれたグレゴリーハウスの映像(アニメーション)
それにクセのある声優さんたちの演技
シーズン通して1時間のストリーで見た時の後半の絶叫マシン感
これらすべてが見事です!
主人公はどうして迷い込んだのか?
主人公は”どうして”
このグレゴリーハウスの世界に迷い込んできたのか?
はじめは本人も
- いつもの帰宅途中に偶然ここにたどり着いた
- 気がついたらここにたどり着いた
的な感じで、ずっと「戸惑い」を抱えています。
でも、この疑問がラストと繋がっているのです。。。(秀逸)
不気味で怖いが、そう悪くはない感
グレゴリーハウスでは常に
グレゴリーから「お客様」と呼ばれています。
何をされるか?
何をされたか?
を別にすれば、グレゴリーハウスで出会う人達は
変わってるけど 心地よい距離感とコミュニケーションなのです。
言葉遣いが比較的丁寧で
「ゲスト」である主人公に「どうなさいますか?」と
判断をゆだねてくれる感じもいいのかも?
けっこう酷いこともされますが
不思議なCG映像のおかげで
見ていても、主人公の肉体的苦痛は
あまり感じられないのも
「そう悪くない感」の要因かも。
グレゴリーも実は、やられキャラ
グレゴリーの世界に親近感わいちゃうのは
みんながそれぞれに「やられキャラ」であるから。
グレゴリー自身もけっこうなやられキャラだし、
頭に斧が刺さった「頭痛親子」もそうだし、
他にもみんなが理不尽な目にあっているのさ。
「ここから逃げ出したい」=「帰りたい」
この2つがループしているところが
大人のブラックアニメーションという
ふれこみの神髄だった…
めっちゃ、怖いやん!
観る側のリアルな日常に喰い込んで
ブラック植え付けてくるやんっ
ゲームにもなってて
↓
当時はやりの「メディアミックス」ってやつの
走りを独走していたのかも。
1話2分ちょいでちゃんと魅せてくる
「次が見たくなる」
「何これ」
そんな感想がグルグルしながらも
ちゃんと1話2分ちょっとの話で
しっかりまとまっています!(凄くない!?)
日活ロマンポルノでは
「10分に1回の絡み」を入れればあとは自由
って話を聞いたことあったけど
「2分に1回見せ場を」って…マジかよ!
でも、今のyoutubeやSNS動画時代を先取りしていたのかも。
2分くらいの話をたくさん考えてみる…難しい。
でもトレーニングに私もやってみようかな~と思っています。
では、また~☆