たぶん…「まじめ過ぎたんだと思う」
賢く、能力に恵まれたが故に今の世界が嫌になっちゃたのかのぉ
映画 インフィニット 無限の記憶~あらすじ
前世の記憶を持ち続ける者たちがいる。
世界で500人ほどの「彼ら」のことを
”インフィニット=無限の記憶を持つ者”と呼ぶ。
インフィニットは2つの勢力に分かれ、争いを続けている。
自分たちの能力を神からの「ギフト」と捉え
人類の未来の為に活かそうとする『ビリーバー』と
この力を「呪い」とし、輪廻転生を止めるべく
地球上のあらゆる生物をDNAごと消滅させようと目論む『ニヒリスト』
転生を繰り返しながら彼らの戦いは続いていた。
なかなか再就職できずに困っていた。
記憶の様に生々しい夢に熟睡できない日々を過ごしている。
薬を入手する為にエヴァンは何故か分からないが
身体が作り方を知っている「日本刀」を造り
ギャングに売り薬を手に入れようと約束の場に向かう。
ところが、そこでギャングと揉めて警察に追われる身になってしまう。
結局、掴まり警察の取り調べで彼を待っていたのは
自分のことを「古き友よ」と呼ぶ変な男バサーストだった。
彼のとんでもない取り調べに驚いていると今度は壁をぶち破って車が…
エヴァンはわけがわからないまま、その車に乗り
前世の自分がビリーバーのリーダーだったことや
さっきの男が古き友でその後仲たがいした「ニヒリスト」のリーダーだと知る。
ニヒリストが作りだした生物殲滅装置「エッグ」を巡り
ふたたび戦いの舞台にもどったエヴァンは
小さいころからの精神薬摂取と交通事故による頭部手術により
歪み失っていた前世の記憶を肉体の鍛錬と科学の力で取り戻していく。
前世の自分が隠したエッグを見つけ
ニヒリストの計画を阻止することはできるのか?!
※以下、ネタバレ有の感想いきます
◆溢れる日本文化、東洋の精神性への傾倒
精神世界の神秘性への理解…という面では
やはり東洋の方が進んでいるのかも。
感覚的に開花しているという感じもする。
そのためか、この映画における「ビリーバー」本拠地は
特に日本文化や東洋の精神性、仏教への興味・傾倒に溢れております。
日本文化のどういった点が「神秘」や「美」にうつるのか?
とても参考になった映画です。
◆前世の記憶を受け継ぐ方法
輪廻転生は東洋的思想と云われてますが
「前世の記憶を受け継ぐ方法」ってのは
エメラルドタブレットにも詳しく記されているので
実は世界各地の古代文明では
それなりに確立されていた技術なのではないでしょうか?
そう、能力じゃなくて「術」で得とくできるですよ、トートによれば。
まーそこまでできるように心身共に鍛えておく必要はあるんですけど。
普段から自分の意志で肉体から自由に魂を出入りさせられるように
なっておく必要があるようなので
興味がある方は「戻れなくならぬよう」注意をして取り組んでみて~
◆真面目で賢い人ほど世界に絶望し、破壊したくなる
すげぇ~謎だったんですよね。
どうして「ニヒリスト」のボス・バサーストがあんなにも
輪廻転生とこの能力と世界を滅ぼしたいほど憎んでいたのか?
どうやら何度生まれ変わっても「バサースト」にしかなれず
「今の自分」を生きられないから、もう嫌!終わりにしたいってことらしい。。
だから、転生先となる可能性のある「全生物」をDNAごと今破壊するんだって。
彼はね、頭よすぎるし、世界を知り過ぎたんですよ。
この世界の仕組み・真実に於ける「歪み」にでも気付いちゃったのかなぁ。
そんで「クソ真面目」なんで、神が嘆き大洪水で人類を一掃しようとしたように
どうやら今の世界を破壊して、あとは地球の自己回復力に任せるってことらしい。
真面目で賢い人ほど、高潔で高い理想を描く人ほど
この世界に絶望し破壊したくなるのかもしれませんね(;;)
「今を楽しもうぜ~」っていうノリ、
ちょっとおバカに今を楽しむ能力ってのも実は大事かも。
東洋思想を取り入れるなら「空」の思想までいっちゃえば
きっとニヒリストたちも違った選択できたのにね(残念っす)
◆ちょっとだけ…
ちょっとだけですが、
インフィニットたちの「最初から明確な使命ある特別な存在」っていう
人生と運命に憧れも抱いてしまったり(^^;
私が効いた話では700年ぶっ通しで生きられたなら
人間は誰でも「悟り」の境地に達し
神通力(6神通力)を身につけられるんだとか。
でも、この映画では数千年単位で転生し記憶を蓄積し続けているけど
そこまではいかぬようです(残念)
どうやら地球に働く力を思うように操れるようです(すげぇ)