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【独女映画部】「KEY~死体の中の遺留品」感想&考察:ヨハネの黙示録9章1節&快楽の楽園が鍵

お題「最近見た映画」

KEY(キー)死体の中の遺留品(字幕版)

 

ヨハネの黙示録9章1節からはじまり

ヒエロニムス・ボスが描いた三連祭壇画「快楽の園」が鍵となる作品。

インキュバスと赤い血と黒い血の表現も特徴的。

 

 

 Amazonプライムビデオで

「あなたにおすすめ」と出てきたので観てみた作品。

 

評価をみると低評価な作品ですが

あたりに詳しい方はもっと見えるモノが違うのかもしれない。

 

私はあんまり宗教の世界観に詳しくないので

理解が中途半端ですが

それでも感じたことや気になった表現多々あるので

映画部日記に書き残しておこうと思います。

 

 

 

映画「KEY~死体の中の遺留品」あらすじ

 

検屍官マーティンは2年前に妻を亡くした。

何者かに妻は殺されたが、未だに犯人は捕まっていない。

妻の事件を追う刑事が今も時々マーティンのもとにやってくる。

 

いつものように遺体を検死していると

自殺した男性の遺体の中から珍しいデザインの鍵を見つけた。

マーティンはとっさに鍵を自分のモノにしてしまう。

 

この鍵が気になり調べ始めた彼のもとに

この鍵を体内に持っていた自殺した男の娘が訪ねてきて・・・

 

「この鍵」に人は魅了されそして壊されていく。

この鍵について調べていくと

マーティンは亡くなった妻もこの鍵と関わりがあったことを知る。

 

この鍵は一体なんだ?

妻はどうしてこの鍵を持っていた?

妻の死とこの鍵はなにか関係が?

クレアは鍵を取り戻しにきたのか?

 

鍵に関わることでマーティンの世界もだんだん

かき混ぜられ何かが変わっていく。

 

 

ヨハネの黙示録9章1節から全てはじまる

The fifith angel sounded his trumpet as a star fell from heaven to earth,

and there was given to it a key to the pit of the abyss.

 

第五天使がラッパをふくと星が地へと下りた。

深い穴を開く鍵がその星に与えられた。

****

奈落の底の穴の鍵

どうやら天からは堕天使が降ってきて

地獄もしくは破滅に向かう穴の鍵を開くようだ。

 

ヨハネの黙示録によれば

この鍵でその穴が開かれると

世界は煙で包まれ暗くなりイナゴの大群が

額に神の印のない人間に死ぬより辛い苦痛を与えにやってくるそうだ。

 

どうやらマーティンが手にした鍵は

このヨハネの予言の鍵のようだ。

 

鍵が主を探している!?

マーティンが見つけた時

この鍵は精神科医のジョナサン・シューの体内にあった。

 

シュー博士の前の持主は

シュー博士の患者だった。

 

その患者をたずねると

その男は妻を知っていた。

 

そしてマーティンは妻を撮影したビデオの中に

彼女の手にこの鍵があることに気が付いた。

 

鍵は今はマーティンを選んだようだ。

鍵の力にも負けない自我を持ち

鍵を使いこなせる人を探しているように見える。

 

ヨハネの黙示録9章に描かれていることが

これからおこるのだとしたら

鍵を使うものの責任は重い。

 

「快楽の園」に描かれてる鍵なのか?

マーティンと自殺した精神科医の娘のクレアは

この鍵を追う中で「快楽の園」に行きつく。

 

ヒエロムニス・ボスの三連祭壇画『快楽の園』の右翼側

地獄を描いた中にクレアが「この鍵」そっくりな鍵が描かれていることに気が付く。

 

右翼側にはアダムとイブと神が描かれている

中央の大きなパネルには

緑と光と水に満ちた裸の男女が戯れる楽園が描かれている。

繁栄のようでもあり、堕落のようにも見える。

楽園のすぐ横には地獄が描かれている。

 

中央部分は7つの大罪の「色欲」を描いたものといわれている。

それを裏付けるかのように

  • 妻との関係をほのめかした精神病の男
  • 夢の中で妻と現実ではクレアと交わるマーティン
  • マーティンが検死した壮絶なレイ〇被害者の遺体

などが描かれてる。

特にマーティンが検死した女性の遺体は

手を縛られレイ〇されてる間目を閉じないようにまぶたを切取られていたという。

 

快楽から堕落へ

神の期待する繁栄につながらない男女の色欲

神がまたこの世界を創り直そうとしていると

ヨハネを通じていいたいのか?

 

鍵を手にしたものがみる悪夢

 

マーティンは鍵を手にして悪夢を見るようになる。

妻との美しい思い出だけを反芻してきた彼の夢から

美しい思い出の妻が消えはじめ

妻になりすましたインキュバスに誘惑され血を見るようになる。

 

悪夢の中で彼の見る血はどんどんドス黒くなっていく。

 

自殺したシュー博士も鍵を手にしてから

眠れない程悪夢にうなされていたようだ。

やはり「あの女」と呼ぶ存在に怯えていた。

 

インキュバスが現れるというコトは

やはり「快楽の園」は罪としての色欲を描いているのかも。

 

赤い血と黒い血

印象的なのはマーティンが検死官として

死体を解剖した時に器具や服につく血は赤いのに

マーティンが悪夢の中で吐く血や

もと鍵の所有者であった精神病の男が

手首を切って流した血はどす黒いのだ。

 

クレアの血も黒かった。

 

血の色は穢れなのだろうか?

黒いほど鍵に気に入られた人なのかも。

 

そして鍵に関わる人がつながっていくほどに

画面は暗く灰色みを帯びていくのも

ヨハネの黙示録9章を暗示してのことかな。

 

精神錯乱の定義

マーティンは刑事との会話の中で

「精神錯乱の定義とは何か」を刑事に問う場面がある。

 

刑事は自分で答えず

マーティンに「先生のご教示を」とたずねる。

 

マーティンは精神錯乱の定義をこう答えた。

「同じことを繰り返し、違う結果を待つこと」

 

これってヨハネの黙示録にもかかっているようにも

繰り返しの日々を送りながら奇跡を信じ待つ人たちのことにも思える。

 

自分で不完全に人間をつくっておいて

何度も世界を創り直そうとする天や神と、

この世に生きる奇跡を待つ我々の多くが

実はみんな精神錯乱状態に陥っているという嫌味なのか?

 

この世の中はねじまがっているので

精神錯乱状態じゃないと「人は壊れる」と思ている私なので

「ちょうどいいじゃないか」とも思えたりするけど・・。

 

彷徨う鍵と「快楽の園」外面

鍵が彷徨っている間は

実はなかなかこの世に希望もあるのかもね。

 

映画の最後では

鍵はまた主を探しに歩み出していきました。

割と自分勝手な鍵だぜ。

 

三連祭壇画の「快楽の園」ですが

その3面鏡のような造りの左右翼を閉じると

外面に描かれた天地創造3日目の地球が姿を見せます。

 

絵本のように読み進める絵画らしいので

既に鍵が出現しているってことは

「ここが地獄の一丁目」なのかもしれませんね。

 

自分に知識がないばかりに

霧がかかったような理解しかできなかった私です。

 

ただ「快楽の園」は生きている内に

一度は実物を見たいなって思いました。

 

では、また~☆

 

 

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ヨハネの黙示録 (講談社学術文庫)

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まんが ヨハネ黙示録

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