タイトルに不安を感じつつも、見てみたら「王道」のスカッと映画だった。
難病少年と母の演出も「やるな、脚本家!」って感じに観られました~
2006年のドイツ映画だそうです~
ドイツではヒットしたアクション映画なんだぜ~
映画 死亡特急~あらすじ
将来を期待されている修道士ラスコ
元コソボ隊員(兵士)で武術に長けているが
戦場で数々の死を見てきたことで、心の平安を求め修道士になった。
ラスコは先輩マシューとグラディアスと共に
巡礼列車でルルドへ向かうことに。
ルルドへ向かう聖教者や信者で込み合う車内。
そこでラストたち一行は難病の少年とその母と相席に。
何でも保険も降りず治療費がないので、神に祈りを捧げにいくところだという…
神を信じる人たちの平和な旅かと思われたが
この列車に研究所から殺人ウィルスを盗んだ犯罪組織の4人組が隠れ潜んでいたのだ。
少年との何のことないおしゃべりから
妖しい修道女の存在に気が付いたマシューはすぐに上に報告
マシューとグラディアスは実は教会の「暗部」で
こういた事件の時の時に信者を守るための戦闘要員でもあったのだ。
戦いから離れたくて神の道に入ったラスコだったが
教会の暗部の一員として犯罪者から乗客を守るため
再び「闘い」の道へ
停止不可能となった特急列車
殺人ウィルスを撒いて逃げようとする犯人たち
列車の最終地点には化学工場
この窮地の中、ラスコは400人の乗客を守れるのか…
見どころ①デブ先輩がなかなかデキる!
基本的にはイケメン主人公のラスコと
敵のボスキャラばかりが目立つ「ファイト映画」ですが
ラスコと共に悪に挑むデブ先輩(グラディアス)が
実はデキる男で、だけどところどころユーモラスなのが最高です!
イケメンで戦場での苦い経験の影を背負うラスコと
陽気で「やるしかない、なんとかなるさ」的なデブ先輩のコンビは
ディズニー映画とかに見る名コンビのようです。
見どころ②接近戦で武術が光る、銃より拳!
主に列車の屋根上での接近戦・1対1のバトルが
「やっぱ、武術かっこいいぜ~」と思える。
拳と拳のぶつかり合いと
華麗なる身のこなしは
どこか闘いつつも「舞」のようです。
見どころ③平和を守るとは、不安と戦うこと
平和を守るということは
「ただ何もしない、闘わない」のではなく
「不安と戦うことだ」と先輩方が教えてくれます(;;)
”平和を守るとは、不安と戦うこと”
ノートに30回くらい書いておきたい。
見どころ④現実問題も解決
「祈るだけでは解決が難しい」問題にも
教会の暗部であるラスコとデブ先輩がサクッと対応!
難病少年と母親がここにいたのは、このためかっ
と思わせる、見事な脚本です~
何だかんだで「スカッと」映画でした。