最後まで見てから、タイトルに立ち返ると
リアルな怖さがジワジワ襲ってくる映画だよ！
何百年も呪いが続く理由がわかった時きっとあなたは震えるよ。
本編自体はそれほど怖くないし
思考を占領してくる映画でもないのです。
ただ非常に気になる終わり方を見せてくるので
「なんでそうなるんや！」と考えつづけた結果
私はこのタイトル（邦題）に答えを見つけた。
私達の身近にもあるかもしれない
リアルとのリンクが見えた時ゾッとするよ。
- 築800年の農場に越してきた家族を襲う異変
- 農場と呪いの木の隠された秘密
- 弟を助けるために霊能者の元をたずねる姉
- 家族と霊能者vsイゾベルの怨念の衝撃のラスト
- 悶々しながら、タイトル眺めて気が付いたこと
築800年の農場に越してきた家族を襲う異変
父は原因不明の病いで意識不明のまま入院中。
母はなぜか急に病院から遠い
郊外の農場に息子と娘を連れて引っ越しを強行。
姉はドラッグで逮捕歴のある彼氏のことで母と険悪な状態。
母の目を盗んでは夜中に彼氏を部屋に引き入れては裸で戯れる。
気弱な弟は学校でいじめられており
家にまでいじめっ子たちが乗り込んでくる日々。
そんな弟ジェイクがいつものように
不良に絡まれながら家への帰り道に
その森を通り木に触れた時、
何かがはじまってしまった。
ジェイクは自分に付きまとう傷だらけの子供たちの影におびえ
姉もその謎の子供たちを目にするようになる。
ただその姿をみてびっくりしてもう一度見ると姿は消えているのだ。
農場と呪いの木の隠された秘密
ペストが流行した時代
原因不明のこの死の病は「魔女のしわざ」とされ
人々はペストの死の恐怖から逃れるために
「魔女狩り」を行った。
その時「魔女にされ」殺された犠牲者は6万人にも及ぶという・・
この地でもかつてペストが流行り
その時、農場に住む「イゾベル」が魔女とされ
首つり刑に処され
9時間後に死亡、身体を9つに分け埋めたという。
その彼女の処刑場となったのが農場脇の森の
「呪いの木」なのだ。
この木の側にはイゾベルに寄って殺された9人の子供の死体と血が
円を描くように埋められている。
イゾベル自身も9才になる息子を
「魔女の息子」とされ、ペストを鎮める儀式の生贄として
村の司祭たちによりのどを斬られ殺されている。
その現場は農場の納屋なのだ。
そしてイゾベルの息子とジェイクは容姿が似ているという
奇妙な引き合いがあったようだ。
9人の子供達とイゾベルとその息子の魂は
今もこの農場と木の側をさまよっているのだ。
弟を助けるために霊能者の元をたずねる姉
なんて糞ビッチな女なんだ・・・と思っていた姉が
弟の異変からグングン「ホントはいいヤツ」ぶりを発揮しまくり！
家族を守るために
ひとりで頑張っちゃう彼女の姿に「いい姉ちゃんや！」
とつい熱くなってしまう。
エロがっぱと思われたチャラ彼氏も
親身になって協力してくれて
弟君にもとっても優しい（；；）
「いい彼氏や！」
弟君、姉、彼氏で森を捜索した結果
9つの骨とイゾベルのナイフを発見し
霊能者の元をたずね助けを求める。
家族と霊能者vsイゾベルの怨念の衝撃のラスト
ここから
家族と霊能者による生きる人間と
悪霊たちの正面きった闘いがはじまる。
霊能者の交霊術＋悪魔祓いがはじまる。
霊能姉妹の母はかつてこの悪魔祓いにより
少年を助ける事と引き換えに命を落としている。
そしてこの戦いは
映画の最後まで気を抜かずに見守ってほしい。
きっとあなたもラストに違和感を感じるはず・・。
なんでやねん!?
ひとり救うために何個の命使ったと思ってんだ!!
悶々しながら、タイトル眺めて気が付いたこと
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！
そういうことか!?
100年、200年どころか
1000年生きる呪いの仕組みわかったどぉ。
そもそも「死んでる人間の念」よりも
「生きている人間の生体エネルギー」のが圧倒的に強いのに何故？？
とずっとこの映画のラストに悶々きていんです。
でも「呪いの木」とうタイトルを見て
ナウシカの言葉を思い出した。
「汚れているのは土なんです」
呪いは木と共に
土に埋められた死者の血と肉を養分に
生き続けてるじゃないか！！
生体もってるじゃん（；；）
実体もってるじゃん、
エネルギー供給源の実体を持ってるのよ！
しかも土にもなっているので
超厄介じゃないのっ
土は死なないので1000年の呪いだって可能ね。
木と土が相手じゃ
人間が5~6人束になったくらいじゃ
かなわないよね・・。
土によって広大な地とつながってるし
こりゃやべぇ。
魔女狩りで無念の死を遂げた6万人分の怒りや怨念とも
リンクしているかもしれない・・・。
地に怨念がしみつく仕組みがなんかわかった気がします。
怖い噂話があるような土地へいくのはやめた方がいいよ。
では、また～☆
