めちゃくちゃ面白い!
しかも主人公の少年に漂う「本物」感・・この子・・美青年になるわ!
孤児院で暮らす少年ピーターがピーター・パンになるまでを描いた作品です。
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はっきり言って観る前は
「はい、はい、あのよく知ってるピーターパンのお話ね」
と そこそこレベルのファンタジーをイメージしておりました(--)すいません。
はっきりいって
めちゃくちゃ面白いし、めちゃくちゃ豪華で
ネバーランドの描き方も素晴らしいです!
マジでディズニーとかで是非ともアトラクション作ってほしい。
実際にディズニーとかUSJとかテーマパークで
この世界を実現してほしいわぁ~と思いながら見ていたので
半分は私も一緒に冒険しておりました。
見応えは「ハリー・ポッター」シリーズ級です!
- 少年ピーターが妖精界の勇者パンになるまでのお話
- 見どころ①ネバーランドの世界観
- 見どころ②「伝説の少年」ピーターの葛藤と成長
- 見どころ③ピーターパンとフック船長の友情!
- 見どころ④黒ひげの悲恋とピーターとの関係
- ネバーランドと人間界はつながっている!?
少年ピーターが妖精界の勇者パンになるまでのお話
生まれてすぐに孤児院の玄関前に置かれた少年ピーターが
異世界ネバーランドを支配する海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)に
さらわれ、そこで自分の出生の秘密を知り「伝説の少年」となり
ネバーランドを守るために黒ひげと闘う姿が描かれています。
「妖精の力」で永遠の若さを手に入れようと企んでいます。
ピーターが危機一髪の時に空を飛んだ姿を見たことで
黒ひげは「妖精と人間の子である伝説の少年」ピーターを使って
隠された妖精界を見つけるべく、逃げたピーターを執拗に追いかけます。
ネバーランドで黒ひげに追われながらも
最後は黒ひげと闘うことを選ぶピーターの
勇者パンとしての成長記であり
冒険記でもあるのです(^^)
見どころ①ネバーランドの世界観
色々なところに
ジブリ作品や漫画ワンピースの影響を感じてしまう。
そんなところも楽しいポイント!
- 空飛ぶ船
- 無数の海賊船率いる黒ひげ
- 巨大な生き物とジャングル
- 黒ひげが妖精の粉の原料「妖精の石」を探すための鉱山
- 隠された妖精の国
これらの映像表現にジブリやワンピースの世界がチラつきます。
「あっここ!」って思うシーンが盛りだくさんです。
なんてったって鉱山で
はじめてピーターが落下中、浮いて飛ぶシーンはまるでラピュタっす!
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そうそう、ピーターの服が!!
ホントにラピュタのパズー少年なのさ。
シータいねーけど。
黒ひげの全身黒の衣装もヨージ山本の影響もあるらしいし
なんてったって黒ひげがいつも被ってるカツラが!!
日本髪にも見えるのです(^^;)
すごく細かいところまで「ネバーランド」が作りこまれています。
ちゃんと全体図があり、侵略の歴史もあるんだよ。
映像の色彩がホントに素晴らしいです。
この映画の美術さんマジ凄いぜ~☆
見どころ②「伝説の少年」ピーターの葛藤と成長
妖精の王子と人間の母の間に生まれたピーターは
「伝説の少年」と呼ばれるようになります。
伝説によれば
この黒ひげにより支配された世界の救世主であり、
彼が先住民を率いて、黒ひげの支配から解放する勇者パン
となるんだとか・・。
妖精の王子と人間の間に生まれた特別な子は「空を飛べる」んだそうで
自分が飛べることを知ったばかりのピーターは「1度偶然に宙に浮いただけ」と
この世界にきてから押し付けられる「伝説の少年」に戸惑う。
ただ母に会いたい一心で冒険を続けますが
黒ひげからは追われ、原住民からは勇者で奇跡の戦士であることを期待され
「僕は預言の勇者でも伝説の少年でもないかもしれない」
とフックやリリーにもらします。
そんなピーターですが
父と母の最期を知り、決意します。
「僕は預言の勇者じゃない、でも両親が守ろうとしたモノを僕は最後まで守るよ」
そうリリーにいい妖精の国へ向かいます(;;)
周囲に期待されたから、
そう言われたから、
ではなく自分で自分がどうするか決める。
この少年の成長っぷり!!!
イケメン過ぎだろっ
しかも少年ピーターがめっちゃかっこいい美少年なんすよ(><)
青い目が・・水色の綺麗な目がすごい目力なのです。
たぶん成長しても美しいままだと思う。
端正な美青年になるで!
空の飛び方も上手になって、
ティンカーベルに出会ってからは
妖精の王であり国を守る戦士としての自覚まで出てくるのよ。
見どころ③ピーターパンとフック船長の友情!
信じられないかもしれませんが
フック船長はこの世界でピーターをいつも助けてくれ
一緒に黒ひげと闘ってくれる友であり仲間であり家族なのです。
えっ(@。@;)マジ??
私も初めは驚いた。
黒ひげのことを「フック船長」と思ってたからね
はじまってしばらくは(^^;)
フック船長がユーモアと度胸があって
良いヤツなんですよ、かっこいいし。
いずれはトムとジェリーのように
追いかけっこする関係になるとは・・・
見どころ④黒ひげの悲恋とピーターとの関係
黒ひげは、妖精の粉を定期的に吸って若返っていますが
相当な年齢のようです、粉吸う前の姿がソウのジグソウだった。
妖精の粉吸うとヒュージャックマンになります。
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この黒ひげとピーターの関係がね、
なかなかせつないものあるんですよ(;;)
昔むかし、妖精の王子であり最強戦士が黒ひげたち海賊から
ネバーランドを守るべく闘いを繰り広げておりました。
妖精の王子は黒ひげの海賊団に潜入し
そこで囚われている黒ひげの最愛の人間の女性と恋に落ちます。
王子はこの女性を連れ出し
女性のために人間になる覚悟をします。
妖精の1000年の命は人間になると1日の命になってしまうのに(;;)
そんなふたりの間に生まれた赤ん坊がピーターなのです。
王子亡き後
ピーターの母は戦士となり
黒ひげと闘い殺されてしまいます。
黒ひげは愛する女を奪われ
その女を自らの手で殺し
「自分を愛してはくれなかった最愛の女性の息子」が
自分の前に立ちはだかっているのです。
伝説の予言によれば
その少年が自分を倒す存在だというし・・。
悲しき男・黒ひげよ。
愛してほしいと望めば逃げられ
愛した女の血を引き、面影残す少年は
自分を倒すために向かってくるという皮肉。
ふしぎなことによーく見ると
黒ひげはピーターの力を利用しようとはしますが
ピーターを殺そうとはしていないのです。
「殺したいが、殺せない」というようなことも言うのです。
もしかしたら・・・
ピーターの存在が、彼女の息子が生きて存在していることが
黒ひげにとってどこか希望にもなっているのでしょうか?
愛した女の命を奪ったことへの贖罪なのか?
その意味でヒュージャックマンが演じることに納得です。
ネバーランドと人間界はつながっている!?
ネバーランドも人間界はつながっているようです。
人間界のピーターが暮らしていた孤児院の院長は
ネバーランドの黒ひげに孤児たちを売り飛ばしていたのです!
どうやら夜中になると
両方の世界を行き来できるようだ。
ネバーランドの歴史や権力支配の流れを見ても
現実の歴史とリンクしているしね。
黒ひげ海賊団が侵略者で
彼らが「先住民」と呼ぶ部族たちは
もとからネバーランドに住んでおり
彼らは妖精の達を守っていきたのです。
といった歴史と重なりますよね(^^;)
ネバーランドの先住民と呼ばれる人たちは
インディアンや色彩豊かな民族衣装からアジアやアフリカ系の
人たちを連想させます。
鉱山の労働者にと
人間を夜中に拉致して連れてきたり
孤児が売買されていたり・・
そんな中でピーター・パンは
孤児たちを救いだす行動に出るんですよ。
孤児院で育ったピーターは「友だち思い」なんです。
父も母もなく育った彼にとっては「友だち」が心の支えであり
強さの源になっているようです。
ネバーランドでも親友の名前つぶやいていたし。
なんかハリー先輩ともかぶるなぁ・・・
魔法界も人間界とつながってたよね。
とにかく映像の美しさ
世界観の素晴らしさ
役者のみなさんのかっこよさ
ピーターパンの世界の新しい解釈
に触れることができる
おすすめの映画です。
続編がみたいわ~
では、また☆