この映画に監督が込めた切れ味鋭い、攻めたメッセージに驚く。
勇気ある制作陣だぜ~ 映画本編で描かれるゾンビドラッグパニックは
大いなる前ふりだったという罠。
ということで
本編は麻薬により人喰いになってしまう若者たちの
パニックムービーとして楽しみ、
映画のラスト数分~エンドロール中に埋め込まれた映像で
監督のメッセージに背筋凍らせて、
2段階で楽しむことをおすすめします。
- 25号室血のパーティールーム
- 独立記念日は仲間で集まってパーティーという習慣
- テロ組織が開発してばら撒く新コカインの恐怖
- 本物の悪人はスーツを着こなし笑顔で人々の前に立つ
- エンドロールから真の本番見逃すな!
- 私の感想:酒のように薬を楽しむ人たち
25号室血のパーティールーム
若者たちが集まって騒いでいると
騒音の苦情により駆けつけた警察は
その部屋に入って驚く。
一面血だらけで
死体が転がっていたのだ。
頬を喰われ、左足首を食いちぎられた女の子だけが
かろうじて息をしており
病院に運ばれた。
ここからはじまり
同様の奇怪な事件が相次ぐようになる。
独立記念日は仲間で集まってパーティーという習慣
私はこの映画ではじめて知ったのですが
仲間で集まってお祝いパーティーするようだ。
今回の本編のメインがこの若者たち6人です。
仲間の金持ちお嬢様の親が所有する
小島の別荘小屋で邪魔されないで
夜通しパーティーってことらしい(^^;)
- 金持ち美人お嬢様
- お嬢の恋人・軍人のような肉体の黒人君
- 放浪癖のあるチャラ男
- チャラ男に子供のころから片思い中のお嬢の子分女子
- 誠実そうな青年
- 誠実青年の彼女
1~5までは昔からの友人です。
みんなそれぞれに秘密があり、ややこしい。
お嬢は彼氏がいながらも・・チャラ男も好きで肉体関係もあったり・・・
お嬢の子分女子も、お嬢の彼氏も2人の関係に薄々気が付いていて
黒い感情を抱いていたり。
誠実君もなんやかんやで
みんなと一緒に薬を楽しんでいたり・・
誠実君の彼女は美人で社交的だが
なにか過去にあったようで薬と精神薬の知識高め!
彼女は断固としてドラッグに手を出さなかった、このパーティーでは。
そして一番の秘密は
お嬢の彼氏の軍人ボディ君が
なんと薬の売人であったことだ。
しかも本人は意図せず
やばいテロ組織が開発した新型コカインをばら撒いている。
テロ組織が開発してばら撒く新コカインの恐怖
ウィルスを仕込んだ新型コカインの作用が半端ない。
脳の神経を侵していくウィルスとコカインの覚醒効果で
不安と恐怖が増大して目にうつる人間がみんな「敵」に見えてしまう。
そして殺して喰ってしまうのだ。
簡単に言うとこうなる。
⇓
殺してから喰うので
どこか野生の捕食本能が大きくなっているのかも。
内臓から喰ってたし。
本物の悪人はスーツを着こなし笑顔で人々の前に立つ
この薬の開発施設での人体実験シーンが酷い。
勝手に人を誘拐してきて
新型コカインの作用を観察し
その後ガスで殺して捨てるようだ。
この施設は大きく多額の費用が掛かっている。
そして取り仕切るのは・・・
この組織とこの組織のトップの招待は
映画の最後に明かされるが衝撃である。
エンドロールから真の本番見逃すな!
面白いのは
この悪の招待も目的もわかっている人がいて
そのことをメディアで語っているのである。
誰も彼の言葉を信じてないようだけど。
大国の政権が変わる時
何が起こるのか歴史を見ろと彼は言う。
私達には常に選択肢は2つしかなく
「現政府」か「反政府」のどちらかしか選べない。
社会情勢が揺らぐと人々は「反政府側」に傾き
政権が反政府側に移る。
歴史や過去をよく見て気が付かなければいけないと語る。
敵は外なのか内なのか?
私の感想:酒のように薬を楽しむ人たち
麻薬って私が思うよりずっと身近に溢れているのかも?
そんなことを思う映画でした。
集まっても酒や薬がないと楽しめないくらい
世の中インスタントになっているのかもしれない。
「簡単に早く」楽しくなることが
求められているので
みんなで「楽しい」をつくり出すことを
しなくなっているのか??
飲み会や酒で集まる私達も同じか?
人が集まって楽しむことの
根本が見えなくなってくる私です。
「あれ??」
私が思うよりずっと「刹那的」なものなのでしょうか?
私が酒をうまい!と感じるように
薬を楽しむ人たちも「うまい」があるのでしょうか?
それとも味わいたいのはやっぱり覚醒感覚??
「会話を楽しむ」楽しめなくなったら終わり
って意識だけは持っていようと思います。
では、また~☆
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