プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【映画部】アンセイン~感想:ストーカー話にみせかけて精神不安社会と精神病治療と金の闇を抉る作品

アンセイン ~狂気の真実~ (字幕版)

はじめはストーカーに追い詰められた女性の物語かと思っていたら

もっと現実社会の闇をグイグイ抉ってる映画でした…

精神病の治療と保険の金の話がエグイすぎるぜ~

 

 

この映画は今の社会に広がる

  • 不安症の拡大や精神不安社会
  • 凶暴化・攻撃性が強くなる人々
  • 医療と薬と金の問題
  • 金融関係の嫌な人間関係

など多くの問題を「ストーカー話」を表にし

裏側で描いております。

 

旨い本題隠しにも見えるなぁ

φ(..)メモメモ

 

主演の女優さんの演技に引き込まれる…

というよりひきずられてしまう感じ(^^;)

とくとご覧ください。

 

アンセイン ~狂気の真実~ (字幕版)

アンセイン ~狂気の真実~ (字幕版)

  • 発売日: 2018/09/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

「アンセイン」あらすじ

ストーカー被害により

2年間引っ越しや転職を繰り返しているソーヤ

 

やっと今の新天地での生活にも慣れてきた。

銀行での仕事ぶりも認められ出世間近の彼女。

 

母親にも周囲にもストーカー被害のことは秘密にしていた。

そのため近所の病院に拠点を持つ自助グループに助けを求め

カウンセリングを受けにいくことに…

 

カウンセラーに素直に色々話したことで

気持ちが軽くなったソーヤ。

「またあなたにカウンセリングお願いしたいわ」と

2年に及ぶストーカー被害で弱った心の回復に希望が見えてきた。

 

カウンセラーに言われるがままに書類にサインして

帰ろうとしたところ…なんと強制入院させられることに!

自サツの可能性があるので24時間監視入院であり

さっきサインしたはその承諾書だという…

 

ソーヤは仕事に戻らなくてはいけないため

「これは間違いだ」と訴えるが

精神病患者とされているので病院職員も

警察も相手にしてくれない。

 

更に病院内で暴れたことで

ソーヤの入院は1週間に伸びてしまう。

多くの精神薬の定期的摂取と男女同室の巨大な大部屋生活、

「この入院は間違いだ、早く解放して」

と訴え暴れる度に打たれる鎮静剤

 

そしてソーヤのいる病棟に看護職員として

ソーヤのストーカー:デイビッドにそっくりだが名前が違う男があらわれる!

ソーヤは驚きその男に暴言を浴びせ暴れ

鎮静剤を打たれベッドに拘束されてしまう。

 

どんどん感情的に暴力的になるソーヤに

周囲もソーヤ自身も「精神病が酷くなり幻覚を見ている」

と思うように…

 

大部屋入院患者の中で

リーダー的存在のネイトだけはソーヤを励まし

「君はおかしくない、早くここから出ろ」と言ってくれる。

 

ネイトは禁止されているスマホを隠し持ち

誰かとこまめに連絡を取っていることにソーヤは気が付き

ソーヤはネイトのスマホを借りて母親に助けを求める。

 

ところが母親がソーヤを退院させようと

弁護士や地元の警察を頼っても

精神病患者で攻撃性の高いこと、プラス

書類にサインした以上難しいと言われてしまう。

 

母と連絡が取れなくなり、

ネイトが姿を消し

ソーヤが地下の個室(独房)に入れられ

遂にソーヤは自分の身に何が起きているか真相を知る。

 

ソーヤは無事退院できるのか?

ソーヤは本当に精神を病み幻覚を見ているのか?

ここから激しく展開が動いていきます。

 

ポイント①ソーヤの攻撃性

そもそも、ソーヤはこの病院&カウンセリングにいく前から

非常に攻撃性高めの女性なのだ。

新しい職場の銀行でも顧客からも同僚からも

「冷徹で怖い女性」と恐れられている。

 

たぶん、デイビッド親子に優しくしたことで

ストーカーされたことと関係が深いと思う。

心にトゲトゲの鎧をまとい武装しているんだと思うけど…

 

カウンセリングから強制入院で

ソーヤはより感情的で暴力的になる。

 

更に何度もうたれる鎮静剤と大量に飲まされる精神薬で

その凶暴性はどんどん強くなっていく。

 

ソーヤの暴力性は

社会との関係や影響からのものと

薬の過剰摂取によるものと

2つの側面から描かれており

「凶暴化する社会」の問題を突いているように見える。

 

ソーヤの暴力性や攻撃性は

後半に向けどんどん右肩上がりに増していく。

最後の方は

「ここまで躊躇なく攻撃できるの?」という域だ。

 

ポイント②保険金を狙い正常な人も精神病患者とする病院

ネイトが教えてくれたこの病院のカラク

 

カウンセリングに来た人で保険に入っている人は

特に問題のない人まで「精神病認定」し、

強制入院させ保険から金が出る限り入院させる仕組みだという…

 

「危険な状態の精神病患者」と病院側が主張し

スマホや携帯などとりあげて外部と連絡できないように入院させ、

暴れれば鎮静剤、入院中は複数の精神薬の投与され

次第に正常だった人も精神を病んでいく。

 

そして保険から金がおりなくなったところで

病院側から「退院」と追い出される仕組みなのです。

 

怖いっ

元々今の社会はストレスが多いし、

高い生産性を求められ過労気味なので

誰もが不安や疲れを感じている。

 

その不安や疲れた心を病院側が突いて

「精神病患者」に仕立てて、保険会社から医療費をとれるだけ獲るって…

人々の心まで拝金主義に食い物にされているじゃねーか!?

 

ポイント③ストーカー男vs凶暴な攻撃女

この戦いが、なかなか見ごたえあります。

両方ともが強靭な精神力で

もの凄い戦いを見せてくれます。

プロレスのようだ…

 

どう考えても

ストーカー男が初めに恋した

「優しい女」の要素は微塵もないのに、

それでも凶暴なソーヤを執拗に追いかける気持ちが謎。

 

これが本物の執着なのか!?

 

ソーヤの肉体的な攻撃力にもご注目。

軍隊経験があるわけでもない

会社員女性でここまで強いなんて!!

 

私も戦術習っておくべきかも。

 

ポイント④ひょっこりマッド・デイモン

油断していると

チョイ役でマッド・デイモンが現れます。

 

えっ!?

って思ってる内に姿を消しちゃうのでご注意を

 

ポイント⑤精神不安社会と攻撃的性格

ストーカー男が消えても

ソーヤの攻撃性は変わらない…

 

部下になった同僚への

底意地の悪い解雇通告

 

デイビッドに似た男性を見つけると

ナイフを手に刺しに行くその攻撃性。

 

色々と人が心を削りあったり

奪い合う社会だからこれからどんどん社会全体が

ソーヤのようになっていくのかも。

 

ジャーナリストのドキュメンタリーを観た時に

「製薬会社の幹部の倫理観」を指摘している場面があった。

新しい病名が次々に現れ

新しい薬も次々に現れ

日本は世界中の製薬会社から儲かり市場として狙われている。

 

薬との付き合い方、

心と体の健康管理と維持、

色々と基本から考え見直すべき時なのかもね。

私は動き始めているよ。

 

では、また~☆

 

 

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