そういうことだったのか!?
私は年賀状を単なる形式的な「新年の挨拶状」のように扱ってきた。
だが、ここに古からの智恵と深い思いが込められていることを「今」知りました。
いつもそうなんだけど…気が付くのが遅い 私です。
日本の伝統行事・習慣を調べていたら
”年賀(年賀のあいさつ回り⇒ここから年賀状へ)”とあり、
新年の挨拶回りのことだったのか~なんて呑気に解釈(^^;
しかし、イヤ、ちょっと待てよ…
”年賀の「賀」ってどんな意味を示しているんだろう”と気になり
調べた結果…すばらしい伝統習慣で、心の浄化作用をもつものだと知った。
◆「賀」が示す精神
「賀」という言葉・文字が何を示しているか?
考えたこと無かったので、調べてみた。
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「賀」=よろこび祝うこと、喜び讃えること
ここで重要なポイントが「何を」喜ぶのか?ってところなんです。
「賀」はそれを明確に示しており
賀が示す喜びの対象というのは「先方(相手方)にあった良い事」なんです。
ザックリいっちゃうと、
”他人の幸せ”を喜び祝う事なのです。
まー他人いうても、「自分の周囲の人=友人・知人」になるかと思いますけど。
でも、この精神 素晴らしく徳が高いぜ~って思いません?
もっというと、”相手(他者)の幸せを一緒に喜び祝う”ということですよ!
そういう精神を持ち合わせていたら、
常に「喜び」の中に自分の心を置いておけますね。
たぶん、これが「年賀」や「祝賀」に込められた先祖の智恵であり呪力です。
◆「年賀状」はただの挨拶状に非ず!
私はずーっと年賀状とは「今年もよろしくね」っていう挨拶状だと思ってました。
しかし、「賀」に込められた意味・意図・呪力を知った今!
よーく「年賀状」の意味を見つめ直して見ると…
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「私のことを、今年もよろしくお願いします」ではなくて
「あなたにとって良い年でありますように」という気持ちが込められた挨拶状であり、
「賀」の持つ意味からすると、相手方の良き一年を「予祝・先祝い」するってものでしょうね。
「賀」が持つ意味の中に、”言祝する”ってあったんです。
文字通り、「言葉でお祝いする」こと、つまり言霊ですな。
正月に相手の良き一年を祝う言葉を送る+挨拶を交わすことで
それが現実になるって呪術なんでしょう(素敵やん)
言葉にすると現実になるっていうもんね。
今までの「今年も”私を”よろしく」って姿勢を反省中…です。
(つづく)