よし、「日本人の独特な音感」の話しが濃くなっていきますよ~
ってことで「古の日本人達が求める音の為に何をしたか?」を見ていきましょう☆
この霊的エクスタシーを得るための「豊穣な倍音」に気づいていた
古代日本の人々は、その”豊かで複雑な響き”を求めて
楽器に独特な加工を施してきた、というのです。
日本人の音への独特な感覚と、求めた音への追及というのは
日本の伝統楽器に見ることができるといいます。
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そもそも琵琶の原型は中国で、中国から日本に渡ってきた琵琶に
日本人は「豊穣な倍音」を求め「ビビ音」が発生する仕掛けを施したのです。
それは三味線にも受け継がれており”さわり”といます。
ざっくり解説
こうすることで「ビビり音」だけでなく、
弾いた弦の他の弦の共鳴を呼び複雑な音が響くんだそうです。
日本人の独特な音感覚や「さわり」については
こちらをどうぞ☆
今のところ私に見えてきた「豊穣な倍音」ってのはこんな感じです。
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澄んだ音や美しい音とちょっと違う
「複雑で多様な響きで歪んだ音」なんだなぁと。
ポーン♪と澄んだ音よりも
グワン♪とした響きの大渦に意識の覚醒を感じていたのかな。
伝統楽器や伝統音楽に興味が湧いてきた私です。
(つづく)