イザナギ・イザナミの2神からぐっと「人間味が増す」といってますが
神さまっていうと「全知全能」みたいなイメージあって
なんでも思い通りにホイホイっサクサクッと
楽々やってのけちゃう感じするでしょ
日本の神々はなかなか波乱万丈で「いろいろある」のです(;;)
ということで、
本日はイザナミの命がけの出産の話へ
イザナミ命の命がけの「火の神カグツチ」出産
神さまだって、「産み」は命がけなのである。
偉大な生成の神であるイザナミ命は
火の神・カグツチを出産する時
女陰に酷い火傷を追ってしまい
それが原因で死んでしまう(;;)
火の神・カグツチは火をまとった赤子だったのだから無理もない。
燃え盛る炎を生むのだから、大やけどなのだ。
そして、この命がけの出産が
不幸というか辛い結果をもたらす(;;)
死んで黄泉の国へいったイザナミ命
生成の神でありながら
その生成の活動によって「死」を迎えてしまったイザナミ。
でも「死」とは「消滅」ではないのだ。
イザナミは死後に「黄泉の国」へ去っていく。
そこでもその神格の高さ故か
黄泉の国の支配者:黄津大神となるのだ!
(ここがなんか凄いところだよね)
それまでは地上や天界で「生みの神」
創成母神だった姿が一変し⇒死の国の支配者へ
(生と死を両方司っていらっしゃる…生と死は一体ということか?)
イザナミの死と残された「父と子」
イザナミの死は
イザナギとイザナミの夫婦間にも壮絶な事件(?)を起こします。
でも、それだけではなく
壮絶な悲劇をもたらすのです(;;)
この話はちょっと聖書の世界にも通じるかな?と
思うので次回「イザナギとカグツチ」で深掘りしたいと思います。
なんか、めっちゃ波乱万丈だよなぁ
かなり高位の神様でもこんなに苦労してるんだもんなぁ
善を説かれ説教されるよりも
この生き様を見せられた方が気づかされるよね。
つづく