どうやら肉体を通しての「和魂」と「荒魂」の働きは相互作用の関係にあるようなのだ…
カタカムナ+古事記の解読の流れから「肉体」における「潜象の力×現象の力」の働き+真の力の覚醒スイッチを探ってる私です。
意識に「潜在意識」と「顕在意識」があるのならば、肉体にも同様のものがあるんじゃないか?と思い、「肉体にも真の使い方」があるのでは?となり
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古事記が説く世界と「むすび」が強い、「植芝盛平が開いた合気道」の世界を覗いております。
では、三元の武の「剛体・柔体・流体」それぞれの武を見てきたところで~
今回は「柔体の武ー和魂の働き」、「流体の武ー荒魂の働き」の深掘りを
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『住吉三神の和魂は王身に服ひて寿命を守らむ、荒魂は先鋒として師船を導かむ』とある。
和魂と荒魂の働きにだけ注目してみると、
- 和魂=健康な肉体の維持・長寿を促す働き
- 荒魂=先頭の時、先陣をきって進む軍船(いくさぶね)を導く→戦い制する働き
ということらしい。
神道に於ける「和魂」「荒魂」の意味も調べてみると
- 和魂=神の優しく平和的な側面(仁愛・謙遜)
- 荒魂=神の荒々しい側面、荒ぶる魂
同一の神が見せる全く違った側面はこの和魂と荒魂の働きなのだという。
更に「和魂は更に→幸魂と奇魂に分けられる」というのだ。
つまりですな、「和魂×荒魂」が一つの神、一つの身の中で相互に働いているというのが内なるカカワリの柱にあるわけや~
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故に合気道の中核にも
- 養生法としての「柔体のむすび=和魂のむすび」
- 攻防(戦い)を司る「流体のむすび=荒魂のむすび」
この2つが共にあるわけです。
相互に作用し合っているってことも忘れずに。
昔から人々は「神の荒魂の働き」を特に恐れ、祀ってきましたが、実はその荒魂の働きを抑え、神の仁愛を引き出すのが「神の和魂の働き」にあるのです。
んで、和魂は己の荒魂も相手の荒魂も包み込んで浄化・禊する偉大な働きがあるのだ。
合気道が目指す究極の武は「ここ」にあるんや~
(つづく)