一切かかわらないできた為、「大麻について知ろう」という発想が無かった私です。
大麻草の植物として自生している姿さえ、実はぼんやりしたイメージしかなかった…
そう、私こと無知BBAは40年以上も生きているのに
大麻草のこと何も知らなかったのです。
たぶん生えてる姿を見ても「その辺の雑草」としか思わない。
でも、最近は「日本人なのに日本のこと実は何も知らない自分」に気が付いて以来
「無知ならば、知るを楽しんで生きていこう!」と
未知のモノに挑んでいく攻めのスタイルのため、
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もともと薬草系には興味あったし、
東洋医学の本の中でも漢方や薬膳にも注目していたので
今回の「大麻 悪魔のハーブ」はかなり楽しめました!
ということで
無知BBAが「大麻」について知ったことまとめ~その③いきますっ
大麻とヘロインの依存性の違い
今回、大麻の依存性を調べる実験で
ヘロインが出てくるので
まずは大麻とヘロインそのものの依存性の違いをチェック!
◆ヘロイン
「ヘロイン」というのは元々バイエル社の商品名
アヘン(ケシの実)に含まれるモルヒネから作られる麻薬のひとつ
鎮痛剤や鎮咳剤として開発されたらしい。
ところが、ヘロインは依存性・毒性が高く我慢しても症状は悪化する
身体依存+精神依存性が高い
◆大麻
ヘロインに比べると大麻の依存性はずっと低い
使用をやめても体調を崩すことは無いが、
「また吸いたいという強い欲求が湧く」心理的な依存を引き起こす。
ここを踏まえて
マウスの実験の話へ
マウスによる大麻の依存性実験
この実験で注目すべきは、
「大麻そのものの依存性」ではなく
「大麻が“より強い薬物への依存”を引き起こすのか」の実験です。
そのために登場するのが「ヘロイン」!
どんな実験が行なわれたかと言うと
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2種類のマウスを用意
A:大麻を与えたネズミ
B:大麻を知らないネズミ
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このマウスたちを
「努力をするとヘロインが与えられる」装置に入れます。
鼻でボタンを押すと、ヘロインが出てくる
※確か液状ヘロインだったはず
こんな感じ
「努力」の度合いは「ヘロインを得るために押さねばならないボタンの回数」で調整!
実験の結果、興味深いことが判明する
大麻を与えられたマウスは
大麻を知らないネズミよりも
「より多くのヘロインを得よう」とする。
⇒ボタンを積極的に押す(押しまくる)
これは、過去に大麻を摂取したことで
耐性ができ薬物への反応が鈍くなっているため
同じ効果を得るにはより多くのヘロインが必要だから
と考えられる。
ここまでは想定の範囲内ですよね(^^;)
面白いのはここからです。
でも、ヘロインを得るために鼻で突く回数を上げたところ
両マウスとも「75」位で努力をやめるようになった。
「そこまでして要らんわっ」
この実験結果から、研究所が出した結論がこちら
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より強い薬物への依存を引き起こす要因は
大麻ではなく“社会的・歴史的なモノでしょう”
大麻をきっかけに「もっと強い薬物を」もっと、もっと
ってなるわけではなく
“身近な仲間の影響や失業・失恋などのストレスから
強い薬物に走る人が多いようです”
ですって!
環境とストレス…壊れそうな精神の最後の救い…?
「今」を忘れる、「今」から逃げる…それが可能になるのかな?
ちょっと…強い酒を飲む心理にも「これ」に近いモノあるよね。
う~ん、酒との付き合いもしっかり見つめていかねば!
だいぶ、「大麻草」に対する
「なんだか怖い、危険」といったイメージは無くなってきました。
「そういう植物なのね」って姿が見えてきたので(^^)
またお会いしましょう~