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【映画部】「武器人間」感想~人の創造は破壊と支配のため?博士もまたヒトラーと同じ思想という皮肉 

お題「最近見た映画」

武器人間

ホラーゲームの中に入ったような感じであり

視覚的恐怖、追いつめられる恐怖かと思いきや

今も愚かな人間たちに大きな問いを投げかけてくる映画。

 

なんか評価も高く

面白そうだったので見てみたら

このポスタービジュアルから想像していた以上に面白かったです。

 

フランケンシュタイン博士の末裔が

人体と武器の融合実験を繰り返し

とんでもない化け物「武器人間」を量産している。

 

そんな狂人博士の事件場と化した村に

ロシア軍の偵察隊が「ロシア兵救助」のためにやってくる。

 

と、とんでもない話に聞こえますが

「戦争時代はこのくらいのこと実際にあったんだろうな…」

って私はずっと思いながら見ておりました。

 

あなたはどう思いますか?

 

武器人間

武器人間

  • メディア: Prime Video
 

 

一見するとB級ホラー作品に見えますが

作品中の恐怖に観る者を引き込む力や

CGではないであろう武器人間たちの造形と映画美術魂は一級品!

そして、何よりも「込められたメッセージ」が強烈です。

 

では、映画の感想や見どころ日記いきます。

 

 

第二次世界大戦末期、ソ連軍偵察隊が目撃した悪夢

1945年

第二次世界大戦末期の東部戦線

ドイツの占領地域に足を踏み入れた

ソ連軍の偵察隊は想像を絶する悪夢を目撃する

 

モスクワ映画大学の卒業生ディミトリー(通称ディマ)は

最高司令官スターリンの委任により

ノビコフ軍曹が指揮する偵察隊の功績を記録中

 

任務遂行中「タイガーベア303」という

ロシア兵の救援要請信号を受信し

この地に囚われているロシア兵を探すのですが…

 

偵察部隊がたどり着いたのは

死体が山のように積まれた教会でした。

教会内部は大がかりな機械仕掛けで

まるで工場…

 

教会内を探索中に彼らは武器人間に遭遇

ここから彼らと武器人間、武器人間を製造している博士の

死闘がはじまる。

 

ソ連軍の偵察隊兵士も村人たちに酷いことをしてる

ここで見逃してほしくないのは

博士の武器人間に追い詰められていくソ連軍の偵察兵、

彼らもまたこのナチス占領地内の村を襲い

略奪や蛮行を働いているシーンがあるのです。

 

しかも村を襲い、奪った後は

みんなどこか陽気でハイになっており

蛮行を楽しんでいるように見える点です。

 

村を襲うシーン以外も

死の教会の周囲を偵察中に見つけた老人に

いきなり拷問をはじめ指を切り落とすのです。

 

彼らの元に逃げ込んできた村人の中に女性を見つければ

即座に押えつけ襲いはじめる始末…

 

彼らと博士…どっちが野蛮なんでしょうか?

ほとんど同じなのではないか、と私は思った。

 

博士が作る武器人間たちが強烈

博士の心の内があふれ出まくっている

彼のつくるアンデッド(武器人間)たち

 

映画を見すすめていくと

その特徴や博士の意図が見えてきます。

 

偵察部隊が初遭遇した未完成の一体

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※映画「武器人間」より

 

この1体目が起動するシーンをよく見ておいてください。

まずは電気が必要なのです。

 

その後、この段階で試作テストOKになると

電源コード無くとも自動運転になるようです(^^;)

スゴっ そこは半分が人間だからなのか?

 

映画バイオハザードなどの洗練された

デザインのクリーチャーとは違い

どこかアンバランスで継ぎ接ぎの機械人間といった感じです。

 

私のお気に入りの武器人間がこちら

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※「映画 武器人間」より

 

博士の武器人間はどれも「接近戦用」な謎はありつつ

そんな中でも私が気に入ったのはこの

「頭部アイアンメイデン」(正式名は知らない)

 

コイツの攻撃…えげつないんですよ。

コイツに襲われた兵士の最期にびっくりします。

 

ノビコフ軍曹亡き後のポジション争い

たぶんこの映画は全部「対比」になっている

  • ナチスソ連
  • 博士の人体実験と兵士の蛮行
  • 偵察隊のポジション争いと世界の覇権争い

この中でノビコフ軍曹亡き後の

偵察隊のポジション争いからの見事なバラバラ加減や

かずかずの裏切り合戦…

 

ここでの「人間なんて本性はこんなもんかぁ」って

思っていると、観客に「ここぞ」とばかり

博士がグイグイ主張をぶっこんでくるのです。

 

私も途中まで博士の主張に正当性があるように思っちゃたからね。

 

博士の研究の目的:終戦させる

偵察隊のイザコザの中で

裏切られ放りだされたディマですが

博士の記録係となり

博士と実験を記録していく中で

この「人体実験」の目的や博士の意図を知ることに。

 

博士は彼らを「新種の人類」として生み出しているのです。

だから彼らを機械と呼ぶと博士はキレる。

 

「どれも生きている」

「彼らも食事をする」

博士はこう主張する。

 

なぜなら、この武器人間たちこそ

戦争を完全に終わらせるための新人類だからです。

愚かな今の人間たちの時代を終わりにするために

博士が生み出した新しい人類なの。

 

「新人類の誕生で人類はひとつになる」

博士は本気でそう主張する。

なぜなら新人類は今の人間たちを消滅させるから。

 

人類を一つにする新人類ですが

どう創るかというと

「今争う者たちを互いに理解させる」為

捕えたドイツ兵とソ連兵の頭を開け

脳を半分取出し脳をくっつけ新しい1体をつくるというモノ。

 

今回、博士が新鮮な標本で見せてくれた実演では

左側の脳が共産主義者+右側がナチスという1体。

 

「生きている人間を使えば奇跡を起こせる」

という博士の実験は

生きたまま痛み止めも麻酔もないまま

頭部切開用の電ノコドリルで皮膚ごと頭蓋骨をきっていく…

 

恐ろしいわぁ…

 

一番したたかな者が最後に勝つ

この映画の見どころと皮肉なメッセージがここ

「一番したたかな者が最後に勝つ」という…それが世の現実なのか?

 

自分の心の内を誰よりも見せず

争いを外から見ながら

状況を常に冷静に見ていたひとりが生き残ります。

 

えええええっ!!

ってなった。

ある意味「他人にまったく興味ない」人が最後は勝つようです。

 

実話映画:ナチスの収容所で行われた人体実験

機械と人間の融合という形ではないが

ナチスが行なった人体実験の数々は

この映画で見る博士以上に残虐です。

 

映画の博士のモデルになった

医師ヨーゼフ・メンゲレが何を行ったか…

調べると「人はここまで残酷になれるのか?!」と

ショックを受けます。

 

 

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第4話 蔓延する腐敗

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博士とヒトラーが同じ思想という皮肉

実は私は途中まで博士の想いに

「そう思ってもしかたないよなぁ」と多少なりとも

共感しはじめていた。

 

戦争のない世の中をつくるには

今の人類を全て削除して

新しい人類が創りなおせばいい。

 

でもさ、でもさ

この思想ってヒトラーと同じじゃない?

 

「優秀なドイツ人・アーリア人の世の中にして、

 低俗な人種は消してしまおう」

 

博士と同じや!

なんで博士は「互いを理解させる」ところに目を向けてたのに

今を破壊し新しい支配者となる新人類制作に進んでしまったんだろう?

 

人の創造は破壊と支配のためにあるのか?

人が持つ「創造力」って

今を破壊して次の支配をてするために備わってるのか?

 

創造と破壊ってそういうことなの?

頭のいい人ほど

効率的に考えて「ダメな者」は斬り捨てていくんやろうか?

直すより新しくゼロからつくった方が簡単だからかな。

 

思いや想像を創造に変える能力が高い人ほど

こういった破壊と支配のために創造力使うと思うと

怖いね。

 

でも、歴史を見ると…

 

社会を変えるというのは

枯れた木に水をやりつづけるような覚悟と根気を必要とするらしい

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考えさせられたり

画で見せられたり

面白い映画でした。

 

では、また~☆

 

 

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