プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【経済ドキュメンタリー】元キプロス中央銀行総裁が語る「キプロス・ショック後の驚きの実態」

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Amazonオリジナルの経済ドキュメンタリー番組が面白い!
ジャイアント・ビースト」はグローバル経済の闇を果敢に攻めつつ

ちゃんとエンタメに仕上げているので面白くておすすめ☆

#1:マネーロンダリング編は「ここ」からが超面白いよ。

 

 

パナマ文書をスクープした記者へのインタビュー

元FBIの犯罪・金融調査員にきくマネーロンダリングの実態

80年代マイアミのコカインマネーを実際に洗浄していた弁護士

100万ドルの現金と共にキプロスにやってきた番組ホストのカル氏

お金の天国:キプロスの実情を現地取材し

次に彼が向かったのは・・・

キプロス中央銀行総裁パニコス・デメトリアデス氏を訪ね

英国へ

ここでパニコス氏から語られた話の内容は

驚くべきものばかりですぞ!

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実際に番組を今すぐ見たい方はこちら

 

マネーロンダリングの手引き

マネーロンダリングの手引き

  • メディア: Prime Video
 

 

私がこの番組を「面白い!」とはまったのも

「ここ」がポイントでした。

『そこまで放送しちゃていいの!?』レベルの情報を得られますぞ。

 

では、見どころメモ書いていきます。

 

 

キプロス中央銀行総裁パニコス・デメトリアデス氏

 

キプロス中央銀行総裁

パニコス・デメトリアデス氏は

内部告発者であり

そのために殺害の脅迫を受け国外に移住。



番組ホストのカル氏は

彼に会うためにイギリスに飛んだ。

 

まずはシャンパンで乾杯した後

キプロスショック後のキプロス経済について

驚きの連続の話が展開された。

 

2008年のアメリ金融危機キプロス金融危機の違い

パニコス氏はキプロス・ショックや

キプロス経済をわかりやすく理解するために

「2008年のアメリ金融危機」の話をはじめた。

リーマンショック

 

◆2008~2009年のアメリ金融危機の場合

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2008年~2009年のアメリカの金融危機の時は

アメリカ政府が1250億ドルの米国銀行株を購入予定と発表し

銀行を救済した。

 

米国政府・米国経済が救える規模の危機だったともいえる。

 

◆2013年のキプロス金融危機の場合

では、アメリカの例を踏まえて

2013年のキプロス経済危機を見てみよう。

 

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その前にキプロス経済の中身をおさらいしいておきましょう。

 

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キプロスが如何に「金融」と海外からの金の流れに

依存した経済だったかがうかがえます。

 

キプロス島には書類上、何十万という数の会社がありますが

その実態はこちら

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ジャイアント・ビーストより

 

この巨大な倉庫にある「書類」が実体のペーパーカンパニー

故にこれだけの企業があってもキプロス島に実業はなし。

 

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キプロスの銀行に集まってきた世界中からの大金・・

キプロスの国民経済の10倍にも及ぶ

ふくらみ過ぎた巨大金融市場を国が救済するのは不可能だった。

 

そこでキプロス政府は

ベイルインという大胆な政策にでた。

銀行は救済できたが

キプロス経済は国民のためのものでなくなった。

 

ベイルインによってキプロスに何が起きたか?

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キプロスの実経済では支えきれない銀行を救うため

政府はベイルインという策にでた。

 

大口預金者のから預金の10%を取り上げ

その口座の保有者は銀行のオーナーに

(預金者が株主になり、彼らの預金が株になった)

 

またベイルインにより

今まで秘密であったキプロスの銀行預金者たちの実態が見えてきた

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銀行株主となる

大口預金者は預金者全体の4%

ロシアやウクライナの財閥だと判明

 

キプロスの銀行預金の50%がロシア人のモノだとわかった。

※番組では具体的にロシアの人物名も出てるよ

 

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今まで姿を隠していた外国の金持ちたちが

キプロスの銀行オーナーとなり

銀行をコントロールできるようになった。

内部から不正ができるようになったのです。

いくらでも好きに数字を動かし調整できるじゃないか!?

 

銀行が破たんするとキプロス経済が崩壊するので

政府も銀行に強くでれないだろう・・

実質上金で国の経済が乗っ取られたようにも見える。

 

国民の手を離れた銀行の驚くべき実態をパニコス氏は語る

 

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キプロス銀行の幹部としてウィルバー・ロスの名前が

パニコスの口から飛び出したこの時、

番組ホストのカルの目が飛び出さんばかりとなった。

 

このインタビューが行なわれた当時(今でも)

ウィルバー・ロスは現職の米国商務長官だったから。

 

銀行の資金増強の際の投資家指揮のためということらしい。

更にパニコスの話は続く

 

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今、このキプロス経済・タックスヘイブンの金融の実権を握っているのは

この2人というわけかぁ・・・

 

パニコス、めっちゃしゃべるやん!!

※ホントに心配になるわぁ

 

ルールは権力者の利益のために変化する

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パニコス氏はなんでもガンガン話してくれるので

その分、私からすると彼の話は信頼できる気がしている。

 

そして彼の語る言葉から

この世界を生き抜くために

私がφ(..)メモメモした言葉がこちら

 

「ルールは権力者の利益のために変化する」

 

世界経済ってとんでもねー

バトルフィールドじゃん!

 

キプロス編のおまけ話

2008~2009年のアメリ金融危機を描いた映画がこちらです。

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

 

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: Prime Video
 

 

番組内でも紹介してたので

興味のある方は見てみてね~

 

では、また~

次回、キプロスから舞台はウォール街に移ります。

 

 

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