③(3日目)は汚職により軽んじられた国民の安全・命に関する実例を見ていくよ。
「汚職×コンクリート」でできた都市に大地震が起きた時、何が起こったか?
②(ツアー2日目日記)の最後に
“根本から腐っている国か、そうでないかを簡単に知る方法”
で紹介したこちらの質問
⇓
ここから
アダムは興味深い話を教えてくれました。
大地震などの自然災害の多く犠牲者が
実は「汚職×業者」による粗悪工事による被害者かもしれないのです。
◆Amazonオリジナル番組
「ジャイアント・ビースト」第8話はこちら
都市が近代化し
大規模工事が増える中で
知っておいた方がいいお話だよ。
汚職×コンクリートの怖い話
アダムが教えてくれた
根本から腐った国かどうかの見極め方
この質問を投げた相手の大統領か首相が
その国のコンクリート業界の大物と
懇意だったり、ビジネス関係にあるなら
「その国が腐敗しているサインだ!」と教えてくれた。
それはなぜか?
⇓
◆コンクリートの3構成要素と強度の関係
コンクリートを構成する3要素
- 骨材である砂利
- 水
- セメント
“コンクリート建造物における適切なセメント含有量は15%”
これは建物の強度や人の安全を考えれば守るべき基準だが
その分コストがかさむ・・・
だから儲け優先の悪徳業者はセメントの量を減らして建てる
この悪事がばれないように、
また大きな工事の受注を貰えるように
彼らは政治家を味方につけるというわけだ。
当然ながらセメントの量を減らして建てた建物は
いずれ倒壊する。
世界で起きた地震と建物の倒壊による被害
汚職コンクリートでできた都市を大地震が襲ったらどうなるのか?
汚職に関わっていた者たちは「こうなること」をわかっていたはず。。
◆2017年メキシコ地震
※ジャイアント・ビースト#8より
地震によるビルや建物の倒壊が相次いだ。
◆2010年ハイチ地震
ジャイアント・ビースト#8より
被害総額:85億ドル以上
死亡者数:20万人以上(25万人ともいわれている)
注目してほしいのは、建物の壊れ方!
倒壊した建物の瓦礫をよく見ておこう。
※ジャイアント・ビースト#8より
BBCが伝えたニュースによれば
被害を大きくしたのは粗悪なコンクリートによる手抜き工事!
強度不足の建物が倒壊したことで甚大な被害に
その実体は粗悪コンクリートの災害
◆2008年 四川省
※ジャイアント・ビースト#8より
小さな建物もグチャグチャ
奥の大きな建物は斜めに倒れかかっている・・
◆1999年トルコ
※ジャイアント・ビースト#8より
ここでも建物の壊れ方や瓦礫に注目してちゃんと見て欲しい。
こんなに粉々に跡形もなく崩れるのだ。
◆更に怖い話~復興の再建築も・・
手抜き工事や粗悪コンクリートにより
脆い建築の倒壊におり多くの人の命が失われたり
人々の生活そのものを破壊したのですが、
なんと!
粗悪な建築を施した業者が再建築を行ったというケースも・・・
ハイチでは多くの契約が
首相の妻の親族企業に流れ疑問の声が上がった。
いい加減にしろ~!
汚職まみれやないか!!
再建築や復興にまで同じ手抜き業者を使うとは・・・
国民の命・生活・安全をなんだと思ってるんやっ
たぶん、自分の懐に入る金の方が大事なんでしょうね…
腐敗の進んだ国では国民生活の根本に汚職がある
はい、ここ重要なポイントですよ~
BBAの世界経済テストに出ますよ~
腐敗の進んだ国では
国民の生活の根本に汚職がるという。
- コンクリート
- 水
- 電気
- 電話
- などなど(自分で思いつくだけあげてみよう)
これらがエリート階級の収入源になっている。
汚職×悪徳業者に独占された市場からは
まともな企業は締め出されてしまう。
というか、まともな企業は生き残れなくなっているじゃないか!
◆アメリカも例外ではない
史上最大の高速道路が開通
2006年ボストンの大規模工事現場の事故で6人が逮捕
過去最高額の道路建設計画で費用は2,430億ドル!
(改修費や死亡事故の賠償金は含まない金額だよ)
工事渋滞は15年間に及んだ…
◆ということは日本も・・
まーあるよね、
怖いけど、調べたらものすごいもの見つけそうな予感。
汚職があると
- まともな企業が消えていく
- 社会の発展を妨げる
- 健全な経済の成長を妨げる
- 国民の生活・命を危険にさらす
- 国全体のモラルの低下
など悪いことしか起きないわけですが
番組はこう言ってきたのです。
⇓
「しかし、恐ろしい力がはたらき
世界をいい方向に導こうとする」
というんです!
“流れの中心に打撃を与えるんだ”
汚職ツアー④では実際に
世界の汚職と闘う組織や人達を追いますよ。
では、また~☆