旨い牛肉はどうやって作られているのか?
世界一旨いステーキを食べられる店はどこか?
など「世界最高のステーキを見つける旅」2年間の記録です。
農学者から精肉店店主から
「旨いステーキ」に関わるプロたちへの
インタビューを交えながら旅は進みます。
フード系ドキュメンタリーでよく見る
食品業界の闇を暴く系とは
またひとあじ違った角度からの
「旨いステーキ」ドキュメンタリーです。
正面から旨い肉を求めて
各国に出かけているんだよね。
とはいえ、旨い牛肉への意識の変化を鋭く描いており
生産者側の意識の変化や消費者の意識とのジレンマなど
見ごたえのある映像作品となっております。
「ステーキ・レボリューション」あらすじ
こちらのマーク・シャッカー氏も
インタビューで登場するよ!
「旨い肉はどうやって作られるのか?」
監督のフランク・リビエラは
パリで1番の精肉店の店主
イヴ・マリ・ル・ブルドネックと共に
「世界最高のステーキを見つける旅」に出た。
その2年間に及ぶ旅で見つけた
各国の上手い牛肉・ステーキを紹介しながら
畜産業、精肉業、レストランなど
「旨い肉」に関わる業界それぞれのプロに
話を聞き映像記録したのがこの映画です。
フランスで暮らし
スランスのステーキが世界一と思っていた監督が
ある日、ニューヨークで凄いステーキと出会い衝撃を受ける。
ピーター・ルーガーステーキハウスで食べた
ブラックアンガス牛のステーキだ。
この美味しいステーキとの出会いが
今回の旅のはじまり。
フランスの牛肉は世界の牛肉とどう戦っていくべきか?
フランスを愛するが故に「劣っている」と思う部分を敢えて見せてくる監督。
世界中を巡ってたどり着いた答えとは?
世界の旨いステーキ・ベスト10が見られる
監督とパリNo.1肉屋の店主イヴが
食べ歩き、牛の生産者をたずね
決定した世界のステーキ・ベスト10が見られます。
ちなみに、我が日本も登場しますよ(^^)
なかなかの素晴らしい評価を得ています、ステーキは。
畜産業界的には日本とヨーロッパの流れが
今ちょっとズレているようで…
作中で問題を指摘されながらも
笑顔でインタビューに答える日本の生産者さんに(;;)
牛を大事に育てる姿勢や
ストレスを与えないようにしている部分を
もっと評価してもいいじゃないっ
飼育方法に問題点を挙げながらも
実際に日本の高級店でステーキを食べた彼らの
正直なコメントと評価は素晴らしいと思った。
ベスト1の牛は圧巻です。
色々な意味で圧倒されます。
でもBBA的には日本の牛が一番おいしそうでした。
海外のステーキってホントに巨大な
塊肉なんですね(^^;)
ルフィが食う肉くらい塊がでかい!
工業化農業から自然派農業への回帰
この流れがやはり「牛肉」にも来ています。
工業化社会の大量生産・大量消費のを支える労働者ではなく
すべての人が「こだわり」の強いプロとして
意識が変わり、生産方法も自然派の循環型農業に変わってきています。
長い歴史でみればこの短期間に起きた工業化農業が異常であり
いずれは元に戻る、それが正常な状態と語る生産者。
この話をきいて「そうだよなぁ」と納得するBBA私。
農場の広い土地で放し飼いにされ
自由に牧草を食べ育った牛の肉の旨味が
見直されてきているようです。
牧草が染み込んだ味わい深い肉になるそうです。
穀物飼料と抗生物質が与えられた工業化生産牛離れが加速している様に
描かれていたけど先進国は…ってことかな。
目の前にある肉をうまく料理できる人が最強
色々見ていて気が付いたのですが
日本人はご飯のおかずになるように「肉料理」を
進化させてきており、そこが素晴らしいとBBAは思うのです。
身近で買えるお手頃価格の肉を
「おいしく料理できる」人が最強じゃね?!
ということで
旨いステーキを求め飛行機にのって出かけられないBBAは
料理の腕を磨いて「ごちそうライフ」を楽しもうと思います。
おいしいお肉食べるのだ!
おいしくお肉食べるのだ!
世界各国の牛肉事情は非常に興味深い内容だったので
今後詳しく紹介していきたいと思うBBAです。