atomos(意:分割できないモノ)≠原子 となった歴史的瞬間ではないでしょうか!?
「電子」の発見を覗いていきましょう~
無知な私に「量子論」の世界を優しく案内してくれる1冊
19世紀の初めにイギリスの化学者ドルトンが「原子説」を唱え、
近代科学の基礎理論として定着したが、人類の智は進み
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19世紀の終わり
1897年イギリスの物理学者トムソンによって「電子」が発見される!
そこからドイツの物理学者ローレンツらの『原子から放出される光の研究』により
電子は原子に含まれるモノであり、原子は”atomos(分割できないモノ)”ではなく
更に小さな要素に分けられることが判明した!
ということで本日は「トムソンが如何にして電子を見つけたか」を覗いていく。
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当時トムソンが行なっていたのは『陰極線の研究』です。
◆どんな実験を行っていたか、ザックリ解説
- 密閉したガラス管の中の空気を抜き真空状態にしておく
- 内部に置いた2枚の金属板をそれぞれ電池の+極(陽極)と-極(陰極)につなぐ
すると、”陰極に繋いだ金属板から黄緑色の光線のようなものが出る”
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トムソンは、この「陰極線」に磁場や電場を近づけると”特定の方向に曲がる”ことを発見したんや!
さあ、考察の時間です。
あなたは「陰極線の正体」は何だと考察しますか?
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トムソンの思考を覗いていこう☆
【ポイント】
トムソンが研究中に発見した陰極線×電場・磁場での変化、その現象は
”電気を帯びた粒子が電場や磁場に影響される様子と同じ”であった。
故に、トムソンは「陰極線の正体」を
”マイナスの電気を帯びた小粒子の流れである”とした、と。
こうして「金属板から飛び出すマイナスの電気を帯びた小粒子」の存在が浮かび上がってきたのです。
ここからミリカンとローレンツが登場しまして
原子の中に「電子」が在るぞ~ってことが知られていくんだぜ~
光、電気、磁場、原子、電子の動きつーか振動が私の魂も揺さぶってくるぜ~
(つづく)