私は、このボーアの閃き+大胆な考案がめっちゃ好きです。
こういった発想できる人になりてぇーっす。
無知な私に量子論の世界を優しく案内してくれる1冊
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ボーア原子モデルのアイディアに導いた「バルマー系列の関数式」
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こちら「水素(原子)の線スペクトル」
ここに在る「関係性~法則性」を見つけた数学者バルマー
これを見て閃くボーア!
あなたは閃き降りてきましたか?
この時のボーアの閃きとは、
『そうか、ラザフォードの原子モデルを”こう”改良すればいいんだ!!』というもの。
そしてボーアはある大胆な決断をするのです。
そうして、ラザフォードの原子モデルの欠点(原子が一瞬で潰れちゃう問題)
をまずは無視することにしたのです。
ここ!このボーアの思考姿勢…超好きや~憧れるで~
そして「とんでもない常識外れの仮定」を基に
水素原子のバルマー系列を見事に説明できる新・原子モデルを示したのです。
これが「ボーア原子モデル」なのです。
では、ボーアが考案した「今までの科学の常識から大胆に外れた仮定」を見ていく~
【仮定①】
原子の中で電子は自由に飛び回るのではなく、決められた円軌道上だけを動いている。
+その円軌道半径は”ある条件にあう”とびとびの値のものだけに限られる
【仮定②】
その決められた軌道上を回転運動している時、(何故かわからないけど)電子は電磁波を出さない
【仮定③】
電子が1つの軌道から⇒別の半径軌道に移る時、電子は電磁波を出したり吸収したりする+その電磁波のエネルギーは2つの軌道をそれぞれ廻っている時の電子のエネルギー差に相当する
画期的や!特に【仮定②】がスゴすぎじゃね!?
この過程があっての超飛躍にも思える。
しかし、ただただ突飛なアイディアからの「仮定」ではないのです。
先に見てきた「プランクのエネルギー量子仮説」や「アインシュタインの光量子仮説」を基に考え出したアイディアなんだぜ~
やはり「量子」という認識が、ものの見方をガラッと変え始めている…そんな臨場感を感じられますな。
人類の智を飛躍させた偉人たちの思考を覗くことを目的に寄り道してますが
このボーアの「都合の悪いこと・これまでの常識にあわないことは、とりあえず無視して都合のいい仮定を基に新たなモデルを考えよう!」って姿勢に大拍手♪
「なぜかわからないけど、そうなってる」って思考…私も使うぞ~