プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女深夜映画部】「ダークルーム」反省しない女と反省させたい人たち~母親とは子供にとって世界そのもの

f:id:mousoumajyo:20181109103424j:plain

映画ダークルーム・・それほど部屋が暗くない話


今回の映画はややこしいので映画のピントがぼけ気味です。

監督~メガネ貸してくれよ~ どうもプロ独女みつまるです。

どっちかの側に共感していいかわからず、観客がおいてけぼり風味になる映画。

 

 

今回の映画はなんとなく・・

監督の言いたい事が後半に向かってあぶりだされてくるのですが

前半で完全に監禁される少女側に観客がシンクロしはじめているので

最後に監督の「ここ!」という本来のポイントを示されても

急にそっち側に心動きませんよ!!!

ってなる映画。

※人生の未熟者みつまるの個人的な感想です。

 

 

 

 

たぶん主人公を3兄弟の末っ子にしてもよかった気もする。

いろいろ気になったところを書いていきます!

 

 

主人公(仮)がまったく反省しないふてぶてしい女で共感しにくい

 

f:id:mousoumajyo:20181020184717j:plain

薬と飲酒運転で3人死亡事故をおこしてこの態度!!

こんな態度の女が主人公(仮)です。

えっマジ?!

ドラッグに飲酒、クラブにいっては男とケンカ

そして薬に酒を大量にぶっこんだ体で友人をのせての車の運転・・・

ひとり車内から抜け出し自分以外全員死亡。

 

これだけの事故を起こしておいて

「私は悪くないけど」と更生施設でタバコふかしちゃうこの女!

 

驚くほどドライだわ。

亡くなった3人には自分の恋人も入っているのに・・。

 

施設でも職員に常に反抗的な態度。

 

なんなのこいつ!!

 

って思いが膨らんじゃって。

この想いが彼女への共感・シンクロを拒む原因に。

 

 

反省しない女vs何としても反省させたい兄弟の闘い

 

彼女が就職先として紹介された

郊外のお城みたいな豪邸につくと

雑用係りのはずなのに

「今日来られなくなったモデルの代わりにモデル代役お願いするよ」

と、謎のオファー!

 

はっ?!

 

展開が急だぜ。

めちゃくちゃ怪しいじゃねーか?!

 

でも彼女は引き受けちゃって

衣装として渡された謎の緑のワンピースと白いブラに素直に着替える。

緑のヒール靴も履いちゃって・・。

 

そこは素直なの?!

 

とんで火にいる夏の虫の彼女はあっけなく

地下の監禁部屋にイン!⇒鍵がガチャン!

 

そうね、ほぼ場所とイメージ的には

乙一さんのZooね。

 

ZOO 1 (集英社文庫)

ZOO 1 (集英社文庫)

 

 

ダークルーム [DVD]

 

まーなぜか女性ばかり集められた「お仕置き部屋」の集合体となっているわけです。

老朽化しているし、壁も薄いので隣の部屋の女性の悲鳴もまる聞こえ!

 

レオパレ〇なの?!

 

ご丁寧にモニターっつーか

完全にブラウン管テレビが置いてあって

別の部屋の拷問の様子が見られちゃう仕様・・・。

 

更生施設の職員として働く3兄弟の真ん中の女が

「自分の罪を認めず、反省しない女」を

この自分たちの家の地下に集めているようです。

 

 

「お前の罪は?」と問いながら拷問

 

この地下世界の支配者である3兄弟の兄が

イスに拘束し「お前の罪は?」と問いながら

答えてもこたえなくても 痛みの鉄槌を打ちこんでいくスタイル!

 

でっかいスパナで殴る

KENOH モンキーレンチ 300mm

カッターで身体を斬る

オルファ(OLFA) ハイパーAL型 オートロック式大型カッター 193B

電気ドリルで身体に穴をあける

JingXiGuoJi 電動ドライバー セット 充電式 DIY 工具セット 電動ドリル ミニドライバー 日曜大工 バッテリービット コンパクト 小型ビット45点 ペンタイプ可能 ケース付き (45セット)

 

たまにどの道具がいいか聞いてくる。

 

鬼畜!!!!

 

 

無い罪を自白し痛みを母に与えられて育った3兄弟の心のダークルーム

 

ここから、

主人公が変わりまして~

3兄弟にクローズアップしていきます。

 

もともと居た施設時代から自分に気のある

弟君(精神年齢は少年のまま止まっている純粋な子)を

なんども利用してなんとか監禁部屋から脱出した

元主人公(仮)は彼らの監視モニター部屋でこの地下室の秘密を知る。

 

3兄弟は母親にたっぷりの愛を与えると同時に

怒りに火がついた時は

なんの罪もない子どもたちに「無い罪」を無理やり白状させ

虐待していたのだ!!

 

おかした罪は痛みによって浄化される

 

この恐ろしいとんでも理論で彼女は

小さい子たちの身体をカッターで切り、

ドリルで穴をあけ

時には・・・・。

 

弟君の身体は傷痕とケロイドだらけなのだ。

 

屋敷の地下の監禁部屋はダークルームという割には

明るいので????と思っていたら、

こっちだったよダークルーム!!!

 

この3兄弟は未だに母親のつくったダークルームに

心が閉じ込められているじゃないか。

 

あの白いブラに緑のワンピースも母親がかつて着ていたものと同じ。

母親の呪縛が凄まじい。

子供の頃にできた世界というのは

その子にとってそこが自分の居場所になるから

なかなか別世界の住人にはなれないよね。

 

 

反省しない女と純情な弟君の結末

 

反省しない女は美人でグラマーだ。

だが弟君が彼女に興味を持つのも、彼女に優しいのも

彼女の太もものでっかい傷(自動車事故の時に自分だけ逃げた際にできた傷)を

見て「僕と同じだ」と思ったからなのだ。

 

「僕をわかってくれる人」

「わかり合える人」

「同じ苦しみや悲しみを持った人」

 

そんな彼の気持ちは恋心になっていくんだけど

とことん反省しない女に利用されて

最後は・・・・母親になりきって彼に母親の愛を伝え

彼女のもとにすり寄る彼を・・・・(;;)

 

やっぱりこの女、共感できないわ。。。

 

 

反省しない人がいる限り反省させたい人は追い続ける

 

映画の本質は別のところの気もするが

私が気になったのは「ここ」ですね。

 

今回は極端な「反省しない女」と

極端な「反省させたい拷問兄弟」の話ですが

今のSNSとかでよくみる光景っすな。

 

罪って「痛み」であろうがなんであろうが

消えないし浄化されませんよ。

ずっと刻まれたまま抱えて、次にまた同じ過ちをしないよう

判断するときにうずくんじゃないでしょうか?

 

反省って自分の心が動かないと

どれだけ外圧かけても本質的な反省には結びつかないんですよね。

 

何ともいえない映画でした。

あの母親はどうなったんだろう・・・。

 

 

では、また~☆

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村