色々な意味で「驚かなかったけど、驚いた映画」です。
ただ途中から「実話」と気が付いて、最後に本人が登場してからは
この映画の重要度がわかってきました。
どうも、「だいたいそう思っていた」という
世の中の悲しい実態ほどよく当たるプロ独女みつまるです。
いや、別に悲しむことでもないか?
堂々と生きてる人には屁でもないことかも。
実在するエドワード・スノーデンという人物のおこした大事件(?)となた
告白・告発を映画化したもの。
スノーデン役の役者さんがめっちゃ本物スノーデンに寄せているので
同一人物?!くらいのデキになってるんじゃない。
私が観たのはこの上のスノーデンですが
この映画の公開前に
スノーデン本人出演のドキュメント映画が公開されています。
国防・国家の安全の名のもとに米国政府機関では
世界中のすべての人をネット上で監視してますよ~って
メディアをつかって告白しちゃった青年の話です。
これが実話であることの意味は大きい。
なんとなく「そうなんだろうな?」って思っていたことですが
「本当にそうですよ!」って証拠を見せられ
想像以上に個人情報が駄々漏れで関連性まで拾って
「ここまでわかるの?!」って域まで達してました。
- 情報化社会の中でどんどんデータ化される私たち
- 鍵垢・匿名・偽名関係なし!全部ヒモづいて見られている
- 個人のパソコンもスマホも気が付かないうちに覗かれてる
- 見るだけじゃない!勝手に分析されているぞ
- もちろん米国政府機関だけじゃないよ!
- 堂々と生きているなら問題ない
情報化社会の中でどんどんデータ化される私たち
ネットって便利ですよね。
ネットショッピングはちょい田舎住まいの私には欠かせない買い物手段。
ネットでお買い物すると、今度は私の購入歴データから
「あなたにおすすめの商品」なんて勝手に分析されおすすめされちゃうわけです。
カードで支払い、
ネットで支払い、
QR決済、
便利ですよね。
キャッシュレス社会になったら
全ての個々人の買い物データから商品・場所・時間などから
だいぶその人の生活実態や生活パターンが見えてきますよね。
また今や個人が自分を発信する時代。
これらすべてが「私」や「あなた」にヒモづいていて
人とのつながりもデータで可視化されています。
電話の通話履歴に通話内容・・・
メールの送受信歴、サーバー、メール内容。
これらもしっかり「私」や「あなた」にヒモづけられています。
鍵垢・匿名・偽名関係なし!全部ヒモづいて見られている
現場で働き実際にシステムにかかわってきたスノーデンの話によると
ぜーーーーーんぶ、見られています。
見られているというより、政府関係の一部の人たちによって監視され
いつでもアクセスできる状態のようです。
こんなことは「24」とか海外ドラマみたり
映画みたり、日本でも事件でネットの存在からリアルの個人特定されてるから
わかっていた想定内。
しかし!私が驚いたことはこちら。
↓ ↓
データになった「私」や「あなた」の情報は
- マイナンバーや政府管理の情報
- SNSによる自分の発信情報(twitter,ブログ,FB,LINEほか)
- 個人間で交わされるメール
- 企業や学校、病院など機関にある個人情報
- 通話記録(履歴や内容)
- 実名アカウント
- 匿名でのネットの発信
- 別名やネットネームでの発信・発言
- 交流ある人(親しさや関係性も含む)
などなど考えうるものはすべて「私」や「あなた」に
ヒモづいた一連のデータになっていて
世界中にある衛星カメラ、防犯カメラ、
パソコンのカメラ、スマホのカメラによって
映像・動画でも監視されているし監視可能状態なのです。
個人のパソコンもスマホも気が付かないうちに覗かれてる
映画の中でみたかぎりでは
私たちが個人所有しているパソコンやスマホのカメラを勝手に起動させ
私たちに気がつかれることなく映像で確認したり、
スマホの中身にもアクセスできるようです。
スマホにあるネット上に公開していない
写真や動画も見られているよ。
恥ずかしい写真や動画がある人は
今後記録に残すときによく考えよう!
見るだけじゃない!勝手に分析されているぞ
映画でみて驚いたのは
裏アカだろうが匿名だろうな別人として偽名であろうが
ぜ~んぶ元の本人にちゃんとデータがヒモづいている事の他に、
それらのデータから関連する人のデータを含めて分析されていること。
私が「そのこと」について具体的な発言も発信も書き込みも何もしなくても
繋がる人の発信や行動パターンなども総合して「そのこと」を知られてしまうこと。
「そのこと」は多種多様なのですが、
わかりやすく言うと映画の中では
SNS上の発信や繋がりから
「1週間以内に体の関係を持ったのはこの二人」
とかいって
SNSにアップされてるその2人の個々の写真画像がドーン!と出てました。
ほほーーーと思った。
予想以上にいろいろが丸裸にされてんな・・・。
もちろん米国政府機関だけじゃないよ!
もちろん今や情報戦の時代なので
中国、ロシア、イギリスなどなど
み~んな情報の探り合いに奪い合いに忙しく情報戦争中です。
危険な発言や過激な発言した人はマークされやすいみたいっすね。
個人に対する情報が多いほど
その個人の思考パターンや傾向がわかりますもんね。
通信大手やネットでビッグデータを所有する企業が政府に協力していますから。
もう世界中に自分の生き様がみ~~~んな筒抜けさぁ。
堂々と生きているなら問題ない
見られても、別に恥ずかしくもやましくもなんともないわ~って人には
そんなに怖い話じゃないか??
とも映画を見ながら思った。
くだらない自分、
情けない自分、
そんなことはリアルでも晒しているし
勝手にカメラでのぞかれているのは嫌だけど
それだってのぞかれても
まったく面白みのない行動しかしてないからなぁ・・・私(^^;)
でも昔からパソコンカメラはレンズをふさいでいるし、
写真や動画はそもそも自分を撮らないので
見られても「日常の景色」でしかない。
ネットっていくらでも隠れられるようで
まったく隠れられない丸裸にされてるんだね。
ネット内で何人自分の分身や別人格のキャラつくっても
自分にヒモづいた一連の情報にされているのでご注意ください。
シュワの墓場のようにすべては記録されていて
ネットでの発信や電子機器通した文章・写真・行動は
ぜーーんぶデジタルタトゥーなのかもね。
では、また~☆