冒頭の「まえがき」が4つもある!!
その4つとも内容がとても重い…想いの強さは重さにあらわれるから。。。
ということで461ページの大作に挑んでいる私です。
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遂に読みはじめました~
文庫で出してくれてるなんて…ありがとう。
本編に入る前に「まえがき」段階のものが四部構成で迫ってきます。
- 初版のまえがき(1909年)
- 四版のまえがき(1913年)
- 七版から十五版までの序言(1920年)
- 十六版から二十版までの序言(1925年)
その文章にシュタイナーがどんな思いで「神秘学概論」を書いたかが滲みでております。増版になるたびに、その時その時代の智に向き合い「熱く読者に語りかけてくる」のです。
彼が科学・物理・数学・哲学を経て、どうやって「神秘学」研究に至ったのか、そこには「真理を真摯に追究する者」の誠の想いが溢れております。
んで、読者にも「この道」に入る覚悟を求めてくるのです。
妄想・空想・夢見がちな「願いをかなえる不思議な力」とか「神秘天国」を期待しても無駄だと。そういうことじゃね~んだ、と。
「見えないモノを視る、そこにある法則を知る」真理にせまる道なのだ、と。
湯川先生と同じ「探求の柱」を持つ研究者・探究者なんです、シュタイナーって。
だいぶ、彼は偏見や誹謗中傷にあってきたようだ…まーそうだろう。
オカルトとかカルトとか奇跡にすがる人や、そういう人につけ込む悪徳ビジネスの闇を感じる言葉にも成ってきてしまったからね「神秘」って。
まえがき四部だけでも「痺れる言葉」に溢れているのですが、
まずは一通り読んで概論の全体像を掴みたいと思います。
全体像を掴んでから、細部をクリアにしていく戦法っす。