WESTWORLD: SEASON 1 (MUSIC FROM THE HBO SERIES)
ウエストワールドは単にアンドロイドを使った富裕層のための
エンタメパークでも無法特別区でもないのです。
運営側の目的はまったく別のところにある。
パーク運営会社のデロス社の幹部も
「ここはバカな金持ちを遊ばせることが目的ではない」ってはっきり言ってるしね。
ロバート・フォード博士の目的もまた運営とは別なんだよね。
というコトで
この異なる2つの目的に迫っていきたいと思います。
ちなみに私が見終えているのは
シーズン1全話とシーズン2の2話までですよ。
ウエストワールド運営会社の目的
アンドロイドの研究とパーク運営35年で得た「コード」こそが唯一大事で
そのための施設だという女性幹部。
現行ではアンドロイド研究に関するすべてのデータを持つのは
ロバート・フォード博士のみ。
だからこそ運営会社は博士のもつアンドロイド研究データを
我がものにしようと画策していた。
もう1つ目的がある。
これは私もシーズン1みながら「たぶん目的の1つはこれだろう」と思っていたモノ。
シーズン2の初期で語られているので私の予想も合っていたようだ(^^)
全ての規制が無い状態で解放された人の本能と「欲求」のデータ収集
これが企業としてのパーク運営当初の大きな目的。
このデータは政府も持てない非常に価値の高いモノになるからだ。
私が驚いた博士が持っていた目的
私がシーズン1でびっくりしたのは
アンソニー・ホプキンス演じるロバート・フォード博士の
ウエストワールド運営目的!
まー博士が自分の完璧な世界を創りたかったってのもあるんだけど
彼が35年かけてパーク運営しながらやり遂げたかったことは
アンドロイドたちが人に支配されず自由に生きていけるように
「人間より強くなるための人間に関するデータ収集」であり
そのデータをアンドロイドたちの内部(潜在意識のような部分)に刻み込むこと。
アンドロイドが人間より強くあるために
35年もかけて人間のデータをアンドロイドたちの身をもって
体の細部に記憶させていたのだ(;;)
欲望を解放した人間たちに繰り返し殺されたり
暴行されたかれらにとって人間はどんな生き物と解析されたのだろう?
ウエストワールドに来るゲストというサンプルは
「人間」というでっかい主語のサンプルにはどうかな・・・って思うけど
実際に人間社会に出ていったときにアンドロイドの敵になるのも、
現実社会を実質支配しているのもこのパークにきている富裕層なんで
素晴らしいターゲティングなのかもしれない。
シーズン2では更にパークに仕掛けられていた秘密が明らかに
なるらしい。
この衝撃のシーズン1最終話からの~
このシーズン2の流れ・・・ドロレスが・・・変わっちゃって(;;)
今後シーズン2では
更にウエストワールドに仕掛けられた
大きな秘密が明らかになっていくんだってよ。
もうみんな仲良くして!!!!
殺さないで、
壊さないで。
風の谷のみつまる の叫び。
とはいえ
実はロバート・フォード博士の
アンドロイドへの親心というか父の愛に
ちょっと胸アツでした。
では、また~☆
デジタル社会の巨大企業は
人の心の奥から溢れる欲望のデータを必死に集めている。
潜在意識・無意識の領域もデータ化しようっていうわけ?!