【世界経済】をその成り立ちの歴史から学びなおしてみると
「人間の本性とはなんたるか」を恐ろしいほど突きつけられます。
私もそんな人間のひとりなのさっという自覚をもたねば…
どうも、プロ独女みつまるです。
世界経済の成り立ちはこちらの本が非常にわかりやすく学べます。
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者: ヤニス・バルファキス,関美和
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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世界金融システムが無からポン!と大金をつくり出す錬金術については
コチラがわかりやすいです。
今日は世界経済を見ていく中でも「格差」のはじまり
ともいえる部分の疑問についての答あわせをしていきたい。
侵略~世界経済における格差のはじまり
「父が娘に語る経済の話」にそってアボリジニについての疑問となっていますが
北アメリカ大陸のインディアンにも通じる話です。
もっと言えば私も日本人ですがアイヌの血筋ではないので侵略者の子孫でもある。
「どうして侵略したか?」
この答えは
「そこに豊かで広大な土地があったから、我が物にしようとした」
これだけ。
農耕の発明から「穀物の余剰」という生産分の蓄えが可能になり
経済は大きな流れをもって富を増やしていったわけです。
土地と資源は「富を生む」のですから
自分たちの土地をできるだけ持ちたいわけです。
こうして農耕の発明からはじまり
新しい土地と富の拡大を求め「侵略」に向かっていく。
私としては世界の経済格差は「ここ」からはじまったと考えています。
格差のうまれた要因として
私も実は恥ずかしい話ですが
ぼんやりと「賢さ・頭の良さの差」があったと解釈していたのです。
でも経済の成り立ちや「もっと言ってはいけない」を読んでわかったのです。
侵略者も先住民も知能や賢さは同じなのです。
侵略者と先住民の勝利を分けたのモノ
「もっている情報・知識・技術」は違いますが
侵略者と先住民の知能や賢さはそう変わらないのです。
脳の大きさと構造がほぼ同じですから。
この辺のことはこちらを読むともっと深く理解できます。
持っている知識や技術を「何に使うか?」が違っただけ。
アボリジニは「豊かな自然と共存していくため」に使い、
侵略者は「新しい広大な土地を侵略し、富を増やすため」に使った。
自然と共に暮らしていく知恵や技術はアボリジニの方がはるかに上だった。
持てる技術を攻撃力に変えるのは侵略軍が上だった。
私が見つけた結論は
賢さの差ではまったくなく「ずる賢さ」と「欲の強さ」が
圧倒的に侵略者が上だったからだと。
経済の持つ性質は昔も今も変わっていない
この学びで大事なことは
「今も」経済格差が拡大しているというコトは
経済がもつこういった性質はなんら変わっていないということ。
私が日本人であることでのんびり甘い認識で見ていた世界が
実はなかなかの修羅の戦場だったというわけです。
そして今までよりも危機感をもって感じたこと
⇒経済における知識や知恵や技術を身につける必要性が「大だな」と。
ぼんくらな私が「経済」へ違和感を持ちはじめ
気が付けたのも「今が経済の大変革期」だからだったのです。
偶然じゃなく変化の中にあったから気が付けただけだった。
侵略や強奪や詐欺による搾取はお勧めしませんが
数字で見る計算脳と生き残るために「ずる賢さ」は
持っておくべきだなって改めて思いました。