シリーズも⑪となりました。
日本社会がどうしてイライラ化加速しているのか?
だんだんその原因がわかってきたので、その大元である
「世界を拝金主義化している人たち」の動きと手法を見ておこう。
世界の富の99%以上を握る1%の人々が
更に「もっと、もっと」と拝金主義にとりつかれているので
世界全体は拝金主義に覆われてしまった・・・
この人達の「もっともっと」は
根が深く長い歴史が関わっている。
その辺も含めて彼らの狙いや手法を「オリンピック」を例に見ていきましょう。
この辺のことがよくわかる私おすすめの1冊
↓
- ①~⑩の「南北戦争」~「オリンピックは集金シンジケート!?」まで
- 世界を動かす1%の超富裕層は領土獲りのプロ
- 土地は有限、情報空間は無限~情報空間錬金術
- プロ作「オリンピック」という金を生む巨大情報空間
- プロの情報空間の日本への埋め込み「ブーム」づくり
- プロの仕上げ「後は黙っていても我利我利亡者が集まってくる」
- 今後は情報空間での利権争い激化
①~⑩の「南北戦争」~「オリンピックは集金シンジケート!?」まで
ここまでの流れ
⇓
⑩は特に大事
⑩⇒⑪へ話を深堀していきます。
世界を動かす1%の超富裕層は領土獲りのプロ
⇓
そして
「オリンピック」に関わる全ての権利を持つ彼らが
そこで莫大な利益を得ているわけです。
参加選手も世界中から無償で集まるし
会場も開催地が莫大な費用を負担して準備してくれるし
「オリンピック」と名のつくものは過去の映像含め全て
国際オリンピック委員のものであり、
そこから発生する権利収入は全て彼らのものです。
※この辺の話は⑩にあり
さて、1%の彼ら=ヨーロッパ王侯貴族について
彼らと世界・世界経済の関わりを見ていきましょう。
⇓
全てを「自分の場」領土化し、ルールをつくり支配する。
そして自分たちに金が自動的に流れ込む仕組みを埋め込む天才たちなのです。
今や世界経済は彼らが胴元のカジノと同じ。
土地は有限、情報空間は無限~情報空間錬金術
そんな領土獲りのプロである1%の超富裕層が
有限の土地から情報空間へ更に支配を強めている。
情報空間での錬金術はこんな感じ
⇓
情報空間に金と人が集まる場を作るのだ。
大勢集まるほど多くの金が動き流れができる。
集まった人が欲と快楽と人の流れにもまれている間に
その場で湧き上がる金の多くは場を創った彼らの元に入る。
このプロの手法のわかりやすい例が「オリンピック」で、
この手法を真似した拝金主義者たちによる
超劣化版はSNS界隈の「人集めビジネス」などによく見られる。
- 「儲かる」「稼げる」で人集めして自分の情報空間に誘導する人
- 環境・経済環境のせいでイライラ化しているのに「心の問題」として、精神世界や神秘世界寄りの自分空間に誘導する人
- タワーマンションが建設ラッシュの頃から、キラキラ生活アピール族が大繁殖
などなど色々変化を加えて多種多様な囲い込み誘導が見られます。
でも、せっかくなのでプロの造った情報空間の方に意識を集中!
プロ作「オリンピック」という金を生む巨大情報空間
オリンピックのすごいところは
みんながそこに価値を見出し
熱狂し満足していることです。
そして4年に1度の祭典を楽しみにし待ち望んでいる。
さまざまな付加価値がつけられ
どんどんその価値を増していく「オリンピック」
すごいのは
この空間で繰り広げられる
スポーツの闘いと観客の熱狂・感動は
本物なのです。
もの凄い大金が動くイベントでありながらも
実際に戦いを繰り広げる選手や観客は「お金」目的で
集まってるわけではない。
そのためこの空間は人々にクリーンなイメージ
好印象で受け入れられている。
そして世界経済に埋め込み
世界の一大イベントに。
これがプロの完璧なやり方。
プロは自分たちが「大金稼いでます」アピールはしないし
さすがに名家の人たち・・下品なことは表に出さないのだ。
というより極力表に出ない。
「金と自分たち」とは別なところに人々の目を向ける。
プロの情報空間の日本への埋め込み「ブーム」づくり
日本の場合は特に「ブーム」を作りやすいだろう。
メディアが大きな影響力を持っているからね。
もともと
- お祭り好き
- 新しいモノ好き
- 流行好き
- 熱狂好き
と、熱量は高めな流行好きだしね。
プロの仕上げ「後は黙っていても我利我利亡者が集まってくる」
大勢が集まる空間を見つけると
そこに湧く「金」のニオイを嗅ぎつけて
自然と我利我利亡者が集まってくる。
実際にはこの我利我利亡者たちが汚い部分の仕事を
勝手にやってくれるというプロの仕掛けなのかも。
ということで今ではオリンピックは
賄賂が横行したり、開催地の税金が湯水のように使われどこかに流れたり
なかなか人々に大きな痛手を与えるイベントになっている。
今後は情報空間での利権争い激化
こういった情報空間での付加価値生産
利権争い・覇権争いの激化はますます激しくなりそうです。
ここで注意しないといけないのは
情報空間と物質実世界の結びつきっていうのが
「その空間・その価値を信じている人の気持ち」
だけで成り立ってるって場合もある・・ってかほぼそうなんじゃ??
情報空間で「ものすごい価値がある」と思っていたモノが
あるときその結びつきがブツっと切れたら
「無価値どころかマイナスの価値」という場合も。
どっちにしても自分で考え、判断するってのが
一番振り回されない生き方のようです。
自分が攻めるも守るもまずは「知る」ことから
はじめないとね。
しかし・・・1%の「あの方たち」・・・
めちゃくちゃ強いじゃん。
戦闘能力がケタ違いだぜ~
では、また~☆
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
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