
日本の現状とも重なりまして…地元民のイライラに共感しかない作品。
観光客にほぼ占領されたベネチア(世界的観光地の代表)。
大型客船が停泊し、多くの観光客を下ろしていく…
観光客の浮かれた感じ、非日常感を味わいたいというあふれる気迫+態度、それにクルーズ船内の延長のような「もてなされて当然の私たち」という態度!
まー観光地で「日常」を営んでいる方々からすれば、むかつきますわな*1
バカンスに来ている観光客は、常にパーティー気分ではっちゃけ気味。
バーでは酒をむさぼり、金も払わず好奇心赴くままに外に駆け出しちゃったり…
「酔っていたから」「旅で浮かれていたから」ではすまない無法者たちに成り下がって醜態をさらす観光客たち。
観光地側=ホスト側(受け入れてくれている側)への敬意が無いねん!
そこが一番の問題です。
招いても(招かれても)いない人たちが「客人」気取りで、いきなり家に入ってきて暴れだした感じ、といえば伝わりやすいだろうか。
オーバーツーリズムに対する訴えをする集団の計画・手段よりも、何故だか「その組織・集団の中の異端児」たる狂人ピエロの方が素直に「怒り」を表現しており、どこまでも狂った手段にでてはいるが 深い処で共感してしまう。
自分たちの国・街・文化・日常を「バカンスのパーティー会場やイベント」にされたら誰だって嫌な気分しちゃうよね。
名作や大作ってわけじゃないけど、今の人間社会・世界にある問題とそこに湧く「イライラ」や「憎悪」をうまくとらえているんじゃないでしょうか。
日本の観光地の皆さん、本当にご苦労さまです。
日本の日常・文化・街を守っていきましょう。
*1:+_+



