う~ん、これは「めでたし、めでたし」なのか、それとも…
救われた命と失われた命の数々にあなたは何を思うだろうか?
【映画バーティカル・リミット~感想】
山に入っては山に従え、山は人間の都合に合わせたりしない!
「自然を甘く見てはいけない」
美しい自然もその美しさの裏には「厳しさ」を持っている。
私は常に山も川も海も「畏怖の対象」としているので
基本的に深い自然にはいっさい近ずかないのだ。
そもそも、運動音痴でどんくさいという自覚はあるからね。
そんな私から見ると、この映画に登場する人たちが皆「無謀者」だった。
特に大富豪の傲慢さに、ここまで悲劇が拡大しちまったことに愕然。
山の天候を甘くみて自分のスケジュールに合わせた登山をした結果、
救助隊も含め多くの命が犠牲に…これってどうなの!?
登山する者の心得として、「山に入っては山に従う」が最低限のルールではないのだろうか?険しい山に「挑む」のではなく「登らせていただく」という姿勢が大事かも。
古くから日本人にとって「山=霊山(神霊)」であったわけで、
この教えは自然の驚異から子孫を守る古代日本からの智恵なのかもしれない。
この映画を見終えた時、あなたはどんな感想を持ちましたか?
私は「めでたし、めでたし…じゃねーよっ」ってのが率直な感想です。