なるほど…斬新なオープニングと耳に残る「歌声(ハミング⁇)」にグワングワンしている私です。
【映画ダーティー・ハリー2~感想】
『法で裁けない、法が裁かない悪を勝手に処刑する者たち』
あなたは彼らの行ないの善悪をなんと判断しますか?
私は、はじめ混乱していた。
ダーティーハリー1では、「犯罪者の権利(尊重されるべき人権)」を主張してきたサイコ殺人犯に対し、1対1の決闘形式ではあったが 犯人を射殺したハリー…
「私刑団・自警団」的な彼らの「法で裁けぬ、法が裁かぬ悪人処刑」はハリーの行ないと相反するのもなのだろうか?、と。
でも、だんだんとその「悪を憎み、悪を許さぬ姿勢」の違いがわかってきた。
- ハリーは刑事として真正面から犯人や悪党にツッコんでいき、相手が撃ってきたら自分も銃を手に闘うスタイル
- 今回の「私刑・自警団」の彼らは「悪を討つ、その時邪魔者がたらそいつもかまわず撃つ」というスタイル
明らかな違いは、正々堂々と悪にも法にも真っ向勝負なハリーと
「法が裁かない、法が裁けない」状態を私刑・自警団側も利用していること。
しかも、背後から撃つ(不意打ちや狙撃)処刑スタイルだしね。
まーハリーの「やるせない気持ち」が今作で共有できた気がします。
そんなことよりも!
この映画を母と見たんですよ、私。
そしたら母が、開始10分もしないうちに…
「犯人はこの人だよ」って言ってきたんです(えっ!?)
”それは映画観賞のマナー違反ですよ!”って叫んだ。
母と再放送とか何度もTV放送している過去の名作を見ている時に
母は毎回この違反をかましてくる…なぜ、人の楽しみを奪うのか…
本人に悪気がないのもわかっているが、正直がっかり感すごいんだぜ~
でも、犯人が判明しても面白い脚本になっており充分楽しめました。
まー映画の構成自体も犯人を先に明かしてたしね。
とにかくオープニングが斬新なんで是非見て欲しいっす。