あなたがこの映画を見終えた時、マニーはどう映るだろうか?
「許されざる者」は誰なのか、また誰が「許さない」のか?
【映画 許されざる者~感想】
マニーはただの殺し屋か、それとも仁義ある裁定者なのか?
見る者に問いかけてくる映画です。
最後に銃をもって「この街に裁きを下す」マニー、
彼を見つめる街の男たち、娼婦たちの表情が色々とものがたっている。
11年前までのマニーと今のマニーは同じか?
やめていた酒を飲んだ途端に銃の腕が格段に上がったのは何故?
酒が殺し屋としての覚醒スイッチだったのか…それとも怒りにより高ぶる感情をもの凄い集中力に変換する妙薬だったのか…どうなんでしょう。
酒場で高熱+混乱していた最初のマニーはアルコール依存症の禁断症状にも見えるといえば見えるし、酒を入れて本来の自分に戻ったようにも見えるんだよなぁ。
奥さんと子供たちが、本来のマニーを抑えていたのでしょうか。
11年前ももしかしたら「大義」のために生きていたのかもしれない。
「許されざる者」というのはマニーが自分をそう思っているということかも。
「どんな奴(たとえ悪党でも)を殺そうが、殺人は殺人だ」って言ってたし。
あなたにはどう映りましたか?