古代日本の智の探求+日本語のヒビキの神秘構造の解明+古事記の解読を是非とも「日本人の趣味」としてオススメしたい私です。
では、解読の続きへ
イザナミ命が「しまらく黄泉神と相論はむ。我をな視たまひそ」っていってましたが、この「黄泉神」って一体どんな神なのでしょうか?
”黄泉神(よもつかみ)”
黄泉の国から地上の国(葦原中津国)に還るためには、黄泉神の許可(承認)がいるってことですよね。
そもそも「神世七代」の第七代目の夫婦神であるイザナギ命とイザナミ命ですよ。
いわゆる我々が知る天界=高天原の神々よりもだいぶ上界の神じゃないっすか、なのに黄泉の国から出るのにその神の許可を得なきゃいけないなんて!
「黄泉神」って何者や!?
って思ったいますよね。
んで、私は考えた。たぶん「黄泉神」の正体ってこうだろう、と。
⇓
冥界に於ける「大元霊(大玄霊)+天之御中主神 」のような感じだろうな、と。
冥界そのものであり全意であり、冥界の主体神。
ここが最初はわからなくて、後にイザナミ命が「黄泉津大神」という名で登場することが不思議でたまらなかったのです。
たぶんなのですが、神世七代の別界(別天界)の神・イザナミ命だからこそ、天之御中主神や黄泉神のような総意態神と「相論」できるのだと思われます。
下位の神では交信すらできないんじゃないかしら?
(つづく)