イザナギ命が黄泉の国から逃げかえってきて
日向の海で禊をした時に生まれた「三貴子」の中の優秀な長女といった感じ。
(弟2神が暴れん坊なので、姉は大変)
「日本の城」「日本の祭り」シリーズを見ながら
「日本人なのに日本各地の歴史も文化も何も知らない私…」に気が付き
”日本を知る”活動を趣味としてはじめた私です。
更に別方向から「密教」の世界の面白さに気が付き
そこでまた…「日本人なのに日本の神話・神様のこと何も知らない私…」発覚!
ということで、現在、日本の神様についても「知る」作業中
これが、めっちゃ面白い世界だったんすよ~
ということで、遂に日本の神様で1番有名じゃないか!?
と思われる「天照大御神」について知っていこう~
イザナギ命が左目を浄めた時に生まれた「日の神」
イザナギ命の紹介(?)のところでも触れましたが
この世とあの世の境界⇒黄泉比良坂での夫婦修羅場の後
この世に逃げ帰ってきたイザナギ命が
日向(宮崎県)の海で「黄泉の国の穢れを祓うため」
全身を浄め、最後に左目を浄めた時に生まれたのが
”美しい日の神”天照大御神だったのです(‘v‘)
屍となり蛆の沸いたイザナミの姿に震えた後だったからか、
イザナギ命はこの「美しい日の神」の誕生をとても喜んだそうだ(^^;)
(かつての美しき生成の神:イザナミの面影を重ねたのかも…)
イザナギ命は自分の首にかけていた玉飾りを取り、
天照大御神の首にかけてやり
「お前は高天原(天)を支配しなさい」と命じたんだって。
この時、同時に「月読命」と「スサノオ尊」も誕生しているのだが
アマテラス大神は特別やったんやね~
なにか光るモノを感じたんでしょう、父として神として(^^;)
◆天界での天照大御神の働きっぷり
とても素晴らしき働きっぷりなのです。
⇓
- 田畑を耕し、食物を育て
- 養蚕を興し、絹糸の生産や織物の技術を授ける
- 天の最高司令神として八百万の神を統治
と、もの凄い働き者なのです(神様も忙しいのだ)
偉大な神は人一倍働き者なのだ!
この先、出てくる弟2神とだいぶ違う…
”天に光り輝く太陽”の女神であり皇祖神でもある
天照大御神=太陽神
このくらいは私も知っていた。
古代文明を見ても、やはり太陽というのは特別視されているし
神々の頂点に立つのは「太陽神」とすることが多い気がする。
太陽は「光」であり、
太陽のエネルギーが地球上の生命にとって必要不可欠のもので
生命を育んでいることを人類は太古の昔から感じ取っていたから
神格化するのも納得できる(^^)
ところが、日本における「天照大御神」を通しての太陽信仰は
世界各地に見るものとはちょっと違うのだ。
日本人は太陽そのものを神として崇拝するだけではなく、
同時に「日の神:天照大御神」に民族の祖神という想いも重ね祀ってきた!
天照大御神は皇祖神であり、同時に日本人の祖神だし
天を治める「八百万の神のトップ」なのだ!(カッコいい)
働き者で美しい太陽の女神が
天も地も日本を明るく照らしてくれているということに
浪漫を感じるわぁ(日本の母やん)
黄泉の国の長がイザナミ命で
この世の長が天照大御神…
この世もあの世も「統治者」は女神やないか!!
「いつ」から世界は男尊女卑になってしまったのか…
各地の文明・神話と比較しても
女神を長とする日本の神話って珍しい気がします。
つづく。
(次回は天照の弟たちとの関係だよ)