ミクロの現象だと思われていたボース・アインシュタイン凝縮…なんと!
マクロの世界でも現象として我々も見ることができるそうです~
無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくれる1冊
ボース・アインシュタイン凝縮によって無数のボース粒子が重なり合う…そうするとどんなことが起きるのか??
なんと、マクロ界の現象としても見ることができるだそうです(すげぇ)
その一例が「液体ヘリウムの超流動現象」ってわけっすな。
通常は気体であるヘリウムを超低温に冷やし液体化させることができる。
ここでヘリウム原子がボース粒子の様な性質を示し、「極低温」という1つの状態に於いてボースアインシュタイン凝縮を起こすんだそうです。
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ボース・アインシュタイン凝縮を起こすと、物質の様々な性質が変わってしまう。
→液体ヘリウムの「粘性がゼロになる」ということが起きるのだ!
その為、「サラサラ」液体となった液体ヘリウムは不思議な動きを見せる。
コップに注がれた液体は表面張力によって僅かにコップの壁を昇る。
が、ボース・アインシュタイン凝縮を起こした液体ヘリウムはここで動きを止めない!
粘性ゼロ=超サラサラになった液体ヘリウムは一度動き出すと止まることなく
コップの壁をよじ登り、外に流れ出てしまうというのだ!!
さて、ここで問題です。
Q:コップの内壁を昇りきった液体ヘリウムはこの後どのように外に流れ出るのでしょうか??
ちなみに
「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)こちらの私の愛読書にあったイラストによるとこんな感じでした。
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「コップの壁を昇る時は重力無視なのに、登りきったら重力に従って落下するのかい⁇」という私の心の中に発生したモヤモヤ…(‘~‘)
ここで私は色々な考えが脳内に散らかっていた。
もしかして「個でいる力が無くなり、無数の重なり=統合する力が強くなると」地球の重力(引力)よりも本来の重力(空間が押してくる力・空間サランラップ力)の方が強く現れるのか??とか混乱してた。
でも、どうやら「粘性ゼロ=超サラサラ状態」を素直に考えると、こんな感じに液体ヘリウムは動くんだろうな…てのが見えてきた。
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粘性ゼロ=超サラサラ=摩擦ゼロ状でコップの壁の上を前進し続けられるんだろうな、と。
実際にこの状態を自分の目で見てみないと正解はわからんが、とにかく液体ヘリウムはコップの壁を昇り続け、外に流れ出てしまうそうだ。
そしてこれを「超流動(現象)」というのは確かっす。
私としては「ボース・アインシュタイン凝縮」×「重なり合うボース粒子」で重要なのは「個であろうとする力の弱まり~消滅によって慣性(保存性)が無くなる⁉」ってことの方ではないかと思うのです。
「個を保つエネルギーの壁が消滅する」のでしょうか?
ということで、次に「金属の超伝導現象」を覗いてみたいと思います。
そこで何かもっとはっきりわかるんだろうか…
(つづく)