プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【午後ロー感想】映画ダーティハリー4~誰もが責任を逃れ、正義が負ける時代に生きる者の叫び

ダーティハリー4(字幕版)

今回の見どころは「ハリーの審判」です。

ここに共感するか、モヤッとするかは「あなた次第です」。

 

 

【映画ダーティハリー4~感想】

「誰もが責任を逃れ、正義が負ける時代に我々は生きている」

では、正義を信じる者たちは傷つけられ汚され続け生きるしかないのか?

ここまでが「彼女」の叫び。

これが、たぶん彼女が描いていた(色を似り重ねていた)油絵のタイトルなんだと思う。ムンクの叫びに似たタッチは「彼女の叫び」を表現してたんやな…

 

今回はハリーの追う悪と犯人が複雑に絡み合っております。

警察や法が裁かぬ犯罪者(加害者)を被害者が討つことは「悪」なんでしょうか?

正当防衛とはどこまでが認められた範囲なんでしょうか?

 

人生と家族を踏みにじられた「彼女の復讐」にハリーはどう審判を下すのか。

ハリーにはブレない「義」を感じました。このぶれない義は「誠」に通じるんじゃなかろうか。

 

司法も国家勢力・組織も「その機能を果たさなくなっている」ならば、

誰もが責任を逃れ、正義が負ける時代に生きる我々はそうするべきかのか。

 

倫理なき者は「人・人間」とはいえぬのではなかろうか?

人でないもの、人間でないものに人権はあるのだろうか?

倫理なき犯罪者・加害者は社会にとって「害獣」ではないのだろうか?

山から街におりてきて、畑を荒すからと駆除される害獣と何が違うのか?

姿形ではなく「本質」でみるべきなのかもしれません。

 

そんなことを考えさせられる映画でした。

 

 

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