プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【映画】ゾディアック~感想:実在の殺人鬼ゾディアックは貞子に成りたかったのか?

ゾディアック(字幕版)

映画を観ていると、どんどん自分も

「ゾディアック」に思考を占領されていく感覚にゾッとした…

 

 

実際にあった連続殺人事件

ゾディアック事件を追った男たちの物語

 

 

原作はこちら

 この原作者を主役に事件を追いかけていくことに

 

 

映画ゾディアック~あらすじ

※ゾディアック事件の実話に基づく映画

 

 

 

この著者であり、

ゾディアック事件を当時新聞社に勤めていた漫画家

ロバート・グレイスミスの視点からゾディアックを追っていく。

 

(1968年12月20日 ハーマン湖で17才と16才のカップルが射殺される)

1969年7月4日 バレーホの駐車場で19才と22才のカップルが銃撃され、

男性は瀕死の重傷、女性は搬送先の病院で死亡

4週間後 サンフランシスコ

新聞社にゾディアックと名乗る犯人から手紙が届く

その手紙には、犯人しか知らない情報と

「同封の暗号文を新聞に載せなければ8月1日に12人コロス」

と書かれていた…

 

8月8日 新聞に掲載された暗号文を高校教師夫妻が解読に成功

 

9月27日 パナの湖で若いカップルがナイフで襲われ、

男性だけ一命をとりとめる

 

10月11日 サンフランシスコ郊外でタクシー運転手が襲われ射殺される

この事件後、ゾディアックから新聞社に被害者の血のついたシャツ入りの手紙が届く。

更に警察にはゾディアックから電話があり「テレビに電話出演する」と話が…

 

新聞やテレビ、大衆の関心を利用して

自らの犯行を「ショー」のように楽しむゾディアック

 

この奇妙な連続殺人犯を追う刑事、記者、そしてロバート

ゾディアックと思われる容疑者に近づきながらも

決定的な証拠をつかめない…追うほどに自分の生活が犠牲になっていくジレンマ

 

ゾディアックを最後まで追い続けたロバートが見つけた

この事件の真相とゾディアックの正体とは?

 

※以下、ネタバレ有の感想文となります

(とはいえ、事件は今も「未解決」とされている)

 

ゾディアックの殺人は儀式なのか?

私がゾディアックの存在を知ったのは

他のホラー・サスペンス映画の中で

ゾディアックのシンボルマークを

45度回転させたものが出てきたことがきっかけだった。

 

だからゾディアックのケルト十字ににたマークには

宗教的な意味があるもんだと思い込んでおりました(^^;)

 

でも、今回のノンフィクション映画を観て

「儀式的に見せてるけど、それはショーの演出なんだろうな…」と思うように。

緻密な計算、大きな目的にそって淡々と…と言うよりも

けっこう感情的なのだ、ゾディアックの犯行って。

 

儀式殺人というよりも世間を巻き込んで

「殺人鬼ショー」を創っている感じなんですよね。

ゾディアックの映画をリアルに既存メディアを使って記録し

後世に残す感じに近いかなぁ。

 

実行犯で主演の殺人鬼ゾディアックを

影で操ってる監督役がいる。

 

追う者たちの私生活を蝕んでいくゾディアック

ゾディアックというのは不思議な殺人鬼で

メディアを使って世間の注目を集めるだけあって

彼を近くで追う者たちの私生活を静かに破壊していく毒性を持っているのだ。

 

日本でも「謎解き」がブームなように

ゾディアックは絶妙な謎解きで人々を魅了するのだ。

まったく解けない超難問ではなく、「解けそう」な微妙なラインをついて

謎に向かうものの心理を煽ってくるのだ(やるな!)

 

ゾディアック(吹替版)

このゾディアックを追う3人が3人とも…

 

殺人鬼ゾディアックの背景

ゾディアックに影響を与えたものとして

2つが紹介されている。

これら2つに触れたら、ゾディアックの心理に触れられるかも(やらんけど)

 

猟奇島 [DVD]

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  • ジョエル・マクリー
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あと「暗号戦争」という分厚い本

近いものだと、この辺かな?

 

 

BBA考察:ゾディアックは貞子に成りたかったのでは?

ゾディアックの本来の目的は

自分の存在が永遠となることにあったのかも。

 

 

 

貞子が『呪いのビデオ』で自分の怨念を「永遠の増殖」としたように

ゾディアックも自分の犯罪遺伝子を歴史に残したかったのではなかろうか。

 

現に今も「未解決事件」「連続殺人鬼」「ゾディアック」として

知られた存在だし、今も検索されているだろうしね。

映画にもなってるし(^^;)

 

ゾディアックについて映画や小説になるって以外にも

ゾディアック事件をモチーフにした作品が派生していく展開もある。

 

BBAが驚いたのは「ダーティー・ハリー」

 

 

実はこの映画「ゾディアック」作中にも

映画館シーンで上映されているのが「ダーティー・ハリー」なんですが

映画「ダーティー・ハリー」の犯人と刑事のモデルがゾディアック事件なのです!

(クロスしててややこしい説明になってしまった…)

 

私が実行犯と思うゾディアックは

「女性に強い怨み」を持っている(たぶん)

そのため女性には激しい殺意を抑えきれないんだろう。

襲った男性を確実に殺さず、生かした点からもそう思わずにはいられない。

この怨みを恐怖で心を、殺人で命を支配することで晴らしていたとして

その思いを「劇場型殺人」にすることで永遠の影響力に上げたのかも。

 

やっぱり「思考」は現実の生活に強く影響及ぼすってことが

わかったんで、何に夢中になりるか気をつけようと思いました。

 

危険な映画でもあるよ~ご注意ください。

 

 

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