「ボーン・レガシー」を見て、ボーンに興味を持ちシリーズ一作目を後追い鑑賞
有名過ぎて、「見た」気になってたけど見てなかった作品でした~
【映画ボーン・アイデンティティー~感想】
身体(脳を含む)を訓練して得た能力はそのままに、自分の過去の記憶をごっそり忘れた死にかけの青年が「自分の正体」を追うことで、また死神たちに追われ始める…という地獄、、、、そうまでして最後に得た「自分の過去」
結論:「失くした記憶」は追わない方がいい
身体に身に着けた能力(身体記憶)は残っているわけですから、
脳が過去の記憶を消したのなら、それは「その記憶から離れるべき」という脳の深部にある「先天」的療領域の最善最良の判断なのだ。
ただ、脳の先天部分の判断の中には「あなたが忘れたい記憶(過去)」という、あなたの気持ちを汲んでいる部分もあると思われます。
そもそも、記憶(過去)だけではなく…あらゆるもの全てにおいて「失ったモノ」を追ってはいけないのだ。そこには悲しみ・苦痛の再来か「過去にとたわれた生き方」しかないから。
パラリンピックの生みの親である負傷兵のリハビリに運動を取り入れ「人間らしく生きる」ことを説いた医師が言ってた。
”失ったモノを数えるな、今あるものを活かせ”と。
ボーンの場合が断片的に取り戻した「過去の記憶」には、人間を殺人兵器にする恐ろしい計画と、その脳から人を変えてしまうシステムにも負けない「人が先天的に持つ誠心」が映し出されておりました…