第1話見た時から、オープニングの映像がとても気になっていた。
そのため毎回オープニングをじーっと見つめては考察しておりました。
そんな中、火の鳥のストーリーを知っていくうちに
だんだんとオープニング映像が何を示しているか
わかってきた(と自分では思う)のです~
色々気になる点を勝手に考察してみました。
私が見たのは全13話のNHKで放送されたシリーズっぽいです。
プライムビデオで観られる方はこちら
①宇宙のはじまり2つの光と5つの光
オープニングは「この宇宙の誕生の瞬間」からはじまります。
2つの光が闇から飛び出してきて
やがて5つの光となり
それらが1つにぶつかり合ってビッグバンのように
宇宙、銀河系が出現します。
この時「はじまりの光」と共に火の鳥が飛んで現れる。
はじまりの2つの光は「二元性」を示すもので
「対向発生」から万物が生み出されていく象徴なのかな?と。
光の飛び方が高速螺旋なので、
「遺伝子・DNA」を同時に表現しているのかもしれません。
はじまりの光も「光の粒子の集まり」のように描かれているので
何となく今読み解き作業中の「カタカムナ」が示す内容に似ています。
②銀河系の中心から潜象世界へ入っていく
宇宙の中心といったほうがいいのかな?
とにかくこの宇宙の中心になるブラックホールの真っ暗な中に
火の鳥が入っていきます。
そこには何があるかというと!
なんと「精神世界」が広がっているのです~
2層の曼荼羅があり、その下に巨大な仏像が鎮座
そして半眼で世を内側から見つめております。
火の鳥は更に仏の内側に入り
その目から未来を見つめ飛び出していくのです。
③未来の繁栄とロビタの大群を見つめる埴輪の目
科学が発展した未来都市を優雅に舞う火の鳥ですが
その先には何かを訴えるように群れを成して
こちらを見つめてくるロボ(ロビタ)たちが…
ロビタを見つめているのは埴輪の目だったのです。
未来と過去が繋がっている!?
④蓮の花の栄枯盛衰と飛び続ける火の鳥
そして場面は上へ上へと延びていく蓮の花と
上へ上へと飛んでいく火の鳥の姿が
輝きを変えずに飛んでいく火の鳥に対し、
蓮の花は栄枯盛衰の生物の命の姿を見せてきます。
火の鳥は止まることなく飛び去り、
蓮の花は枯れ、種を落とします。
これは蓮の花が「変化し続ける生命」⇒「次の代に命を受け継ぐ」永遠の象徴で
火の鳥は「永遠に在りつづけるモノ」⇒「根源の力」や観察者の象徴なのでしょう。
火の鳥がずっと一羽で飛び続けているのも印象的。
⑤すべては観察者の「目」を示している
日食みたいな光の環が「あっこれ瞳じゃん!」と気が付いた時
全部どのシーンでも最初に「観察者の目」が示されてるよ~
ってわかって鳥肌たったんですよ(^^;)
この観察者の目が何を示しているのかは
手塚先生本人かもしれないし、
神のような存在かもしれないし、
火の鳥(の内なる目)なのかもしれません。
または我々そのものが宇宙の自動化システムの中で生まれた
環境下での観察対象生命体であり、相互観察者でもあるのかも。
我われが他人を見て何かを思う時、その人の世界が存在を示すように
過去に目を向ける時、未来に目を向ける時、
火の鳥で描かれるような「太古の世界」や「遠い未来」が
出現するのかもしれませんね。
では、各話の見どころへ(つづく)